今日の出来事 / 木工耕作日誌


木工作家として自営業を営むかたわら、
畑で自給し(12〜3月は雪のため耕作不可)、キャンプ場・コテージでの時給暮らし


2009年11月1日(日曜日)晴れのち雨

一ヶ月の食費0円、達成!

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収とキャンプ場の生ゴミ回収のあと、
バードコール作り体験を一家族。
午後は、レンタル用品掃除とキャンプ場の区画仕切生垣縛り。

大まかに加工しておいた幹宝石箱に兆番を取り付けたあと、
試作品で作ったかんざしのご意見を参考にし、耳の部分の端材を使って、かんざし作りを。

用途を見い出せなかった材の耳の部分から、杖!?パター!?のような形のかんざしを
ちなみに、かんざしに関する参考意見は、
・先は結構とがっていた方が差しやすい
・髪の毛の長さに比例して使うかんざしの長さも長くなる
・二又タイプの方がしっかりととめられ、髪が崩れにくい
との事でして、あとはデザイン的に可愛いものを、ですな。

先月は『一ヶ月の食費0円』を見事達成し、ここまできたら、いったい何日間、
食料品を買わず外食もせずに暮らせるのか、行けるところまで行こうと思う。
が、
今度の土日に、わたらせ工芸祭り出展の際の懇親会やらで途絶えてしまうのは確実でして・・・。

冷凍庫の食材や数年前の缶詰など、あるものを使い切る在庫一掃もたまには必要で、
さらに、
畑や自然の恩恵に感謝、ですな。


2009年11月2日(月曜日)曇りのち雪

今冬の初雪

午前中は、キャンプ場の区画仕切生垣縛り、
午後は、宿泊棟で使っていた電気ポットの修理で、
ついでに以前壊れたのも含めて計4台、直した。
そのうち3台は152℃の温度ヒューズが切れていたため、
250V 10A 152℃タイプの温度ヒューズとスリーブ管、圧着ペンチを買ってきて
温度ヒューズを交換し、再び、使えるようになり、
残りの一台は、落下!?により、ポットがいびつに変形してしまい、フタがキツイ状態だったので、
力技でチョイっと微妙なひずみを直し、上フタの開け閉めがスムーズに。

夕方、
ミゾレが雪へ変わり、積もり始め、俺の統計だと(笑)去年より17日早い初冠雪。

幹宝石箱にツマミとマグネットを取り付け、後は仕上げ塗装を残すのみとなった。

仕上げ前の幹宝石箱

底面にフェルトを張るか迷うところで・・・

相変わらず、出展前の一週間はドタバタですな。


2009年11月3日(火曜日)雪のち曇り

手がかじかむ…

午前中は、
ひょうたん池に落ち葉がつまり、池があふれそうだったので、
一度水を抜いてから落ち葉を取り除き、グレーチングを外し、流れてくるものすべて素通りにし(笑)、
そのあとは、
紅葉のまっさ中の雪景色の写真を撮り、初雪の便りをネタに、山村道場の新着情報の更新を。

雪と紅葉
午後は、カメムシ臭漂う山村道場の掃除をし、
巻き上げておいたウサギ小屋の防雪ネットを下ろし、ウサギ小屋の外の柵を撤去。
急な寒波の到来で、外での作業は手がかじかみ、思うように進まず・・・。

気温がぐっと低くなり、
木工品の仕上げ塗装の乾燥に時間がかかってしまうのは仕方ないが、
寒さゆえに空気が澄み、満月がはっきりと。
月明かりがとても明るいため、
思わず、街灯のない道を自転車のライトを消して走行。

雲ひとつない星空に満月、
些細なことをすべてを忘れさせてくれますな。
そう、ため込んでいるホームページの更新とかメールの返信とかも(笑)


2009年11月4日(水曜日)晴れ

またも、人事異動

来月からのスキー場オープンへ向けての人事異動があり、
ここ、キャンプ場・コテージと食堂事業の統括課長さんが今日から変わることに。
主に事務処理中心のデスクワークなのだが、他所からの余計なプレッシャー!?があるらしく、
その統括課長席に着くと、
体調不良に陥りやすい、とか、まるで何かにとりつかれるような、いわくつきになりつつ・・・。
鬼門なのか!?
まぁ、
俺自身の仕事内容に影響はなく、黙々(木々!?)と外での仕事、なのだろうが、
デスクワークが苦手な人にとって、デスクワークを強いられるのは、嫌なのだろう・・・。

職場活性化のために人事異動は必要だと思うし、
それが適所適材であるのならなおさら。
仮に適所適材でない異動だったら・・・本人や周りも苦痛なのかもしれない!?


2009年11月5日(木曜日)晴れ

リンゴに群がるスズメバチ

午前中は、リンゴ園のリンゴ収穫のあと木工室の整理整頓で、
午後は、キャンプ場の生垣縛りを。
リンゴの収穫の際、スズメバチがリンゴをガツガツ食っているなぁと、
少し身に危険を感じながら、おっかなビックリ、ビビリながら、
真っ赤なリンゴに手を伸ばすと、その裏側からブ〜ンと!
・・・危うく刺されるところだったが、
気温が低い午前中だったためか、蜂の動きが鈍く、助かった。
って言うのを二度三度あり・・・。

特に、熟したリンゴに群がるスズメバチ

一応、出展予定の商品を作り終えたのだが、
幹小物入れに正体不明の塗りムラが出来ており、このままでは売り物にならず・・・。

何ゆえに、このような塗りムラが出来たのやら?

塗りムラ商品は、残念ながら今回は出品せず、
もう一度、仕上げ直すしかないですな。


2009年11月6日(金曜日)晴れ

ひたすら生垣縛り

先月、
宿泊棟のベッドやソファーの脚にフローリングの傷防止のフェルトを張ったのだが、
粘着剤がフローリングに付き、そこにフェルトまで粘って、余計に掃除が大変になった!と、
掃除のおばちゃんたちからクレームが出たため、
試しに、
フェルトよりお値段は高いのだが、フッ素樹脂系の傷防止!?スベリ剤!?を一部屋だけはってみた。
で、
しばらく様子を見て、掃除のおばちゃんたちからクレームが出ないようであれば、
各部屋の家具の脚にはりますか。
その後はひたすら、キャンプ場の生垣縛りで、雪対策を。
皮の手袋をして、太さ2分の荒縄で、ドウダンツツジを3段か4段に縛るのだが、
もやい結びのとき、親指にぐっと力を入れて縛るため、
気が付くと、皮の手袋に穴が開いており、
おそらく数日は親指にタコが出来るような違和感が残ると思われる。

終業後、わたらせ工芸祭り出展のためレンタカーを借りて、荷物を詰め込み、
明朝4時出発のため、早めに就寝と思いきや、
名刺とリーフレットの枚数が残り少ないことに気が付き、慌ててプリントアウト。
ふぅ〜・・・
出展前のドタバタは、毎度の恒例行事、ですな。(笑)

2009年11月7日(土曜日)晴れ

第9回わたらせ渓谷工芸まつり、初日

朝4時半くらいに自宅を出発し、約3時間かかり第9回わたらせ渓谷工芸まつりの会場である、
群馬県みどり市大間々のはねたき広場へ。

はねたき橋

紅葉が始まりだした渡良瀬川

はねたき広場に約75の出展ブース

木耕家のブース
8時から受付開始で、出展準備をし、10時〜15時半まで。
その後、
約12kmくらい離れた、鍾乳洞や温泉、コテージ・キャンプ場のある小平の里で、まずは温泉に入り、
18時半から22時くらいまで、懇親会(参加料1,500円)。
しし鍋や鶏鍋があっという間になくなり、乾き物もちょこっと物足りない感じで、
ビールとチューハイ、日本酒の量も、のんべぇには足りなかったのかも?

早めに申し込んだ人達は一部屋8人のコテージ泊で、
何人かはバンガロー泊となった

50人近く参加した懇親会
鍋の残った汁で、うどんを煮込み、

煮込みうどん
ようやく腹いっぱいになり、俺はコテージへ戻り、寝てしまった。

まぁ、クラフトフェアの売上がいまいちなのはいつも通りなので、気にしないが、
懇親会でクラフトマン同士しか分からないような色々な裏話が、とても面白かったね。


2009年11月8日(日曜日)晴れ

第9回わたらせ渓谷工芸まつり、最終日

パンとコーヒーと昨日の鍋の残りを生かした味噌汁での朝食をコテージで頂き、
工芸祭り2日目へ。
昨日も今日も商工会フェスタ会場と一緒で、しかも、はねたき広場の入り口側に、商工会フェスタ会場がどーんとあり、
奥側のクラフトフェア会場まで人が流れにくいのでは?と言うクレーム!?ご意見!?もあったくらいで、
皆さん売上がかんばしくないようで・・・。
そんな中で木耕家の毎度恒例になりつつある、火起こし体験で、暇つぶしを(笑)。
火起こし体験が好評だったのか、
途中、火種から炎へファイヤー!?させるための麻紐をほぐした鳥の巣!?の生産が追いつかず、
急きょ、お隣の陶器作家さんからティッシュペーパーを頂き、それで代用するハメに。
で、
ティッシュペーパーでも問題なく火種から炎になることが分かったので、
麻紐ほどきが追いつかないときはそうしよう。

商工会フェスタには地元の食材を使った出店

イベント広場、休憩所には、それなりの人ごみ

地元の農産物や花なども販売

親子で火起こし体験

家族で火起こし体験

見事、火種から炎へ!
火起こし体験中に、たまたま、
昔の火起こしの道具の出土品!?を持っているとおっしゃるご年配の方と火起こしの話になり、
私が持っていても宝の持ち腐れだから、ぜひ、火起こし体験の場で活用してください、と、
その出土品!?を後日送ってくれるとの事。
う〜ん・・・
火起こし体験を通じて、こういうつながりが広がるとは思ってもおらず…

わたらせ渓谷工芸まつり主催の観光政策課や商工会の皆さん、
それに他の出展者や地元の人たち、来場してくれた人たちなどなど、
様々な人たちに感謝、ですな。


2009年11月9日(月曜日)晴れのち曇り

なに石!?

レンタカーを満タンにし返却のあと、いつもどおりの自転車生活へ。
昨日、
わたらせ渓谷工芸まつりでお会いしたご年配の方から、昔の火起こしの道具を送りましたので、
とご連絡があり、届いたものをあけてみると、直径10mmくらいのくぼみ!?穴!?のあいた石が。

う〜ん・・・人工的な穴だけど、謎ですな

火起こしの達人さんに鑑定!?をお願いするしかなさそうですな。


2009年11月10日(火曜日)晴れのち雨

まとめて準備

掃除のおばちゃんたちがキャンプ場のトイレや炊事場を掃除したあと、水抜きをし、
便器や洗面所に不凍液を流し、戸締りのあと、入り口を板でふさぎ、冬囲いを。
その後は、残っていたキャンプ場の生垣縛りで、やっと終わり、キャンプ場のイス・テーブルを片付けた。

クラフトフェア出展の際に、火起こし体験をするようになり、
消耗品である、火きり板、火きり棒の減りが速くなったため、弓きり式と舞きり式火起こしの火きり棒作りの準備を。

弓きり式火起こし器の火きり棒

加工前の舞ギリ式火起こし器の火きり棒
今回は、よく乾燥した杉材から、約13mm角と約10mm角の角材を作り、
弓きり式の火きり棒は、約13mm角の角材を八角柱へ加工し、長さ約250mmにカットし、
舞ギリ式の火きり棒は2種類あり、12.7mm角のみの穴用と、9.5mm角のみの穴用で、いずれも長さ約100mmにカット。

作れるときにまとめて準備しておいた方がいいですな。


2009年11月11日(水曜日)雨

『旋盤+ルーター』用治具製作

明日、地元中学校のそば打ち体験があるため、そば打ちの道具の準備をし、
あとは一日中、雨の中、ブルーシートタープ(笑)の下で、ひたすら薪作り。
薪一束の大きさは、直径約300mm長さ300mm、それを約25束くらい作った。
キャンプ場で薪一束を500円で売っており、年間で約100束くらい売れるらしく、
作れるときに作りだめしておき、よく乾燥させる必要があり…

必要に迫られたら作ろうと思っていた木工旋盤用の治具を2つ、ようやく作った。

『旋盤+ルーター』で丸棒を作る治具
最大で約φ100×610mmまでの丸棒が作れる

ルーターにエンドミルビットを取り付け、
ボウルターン(器)加工を
もともと、
ツールレストがX軸Y軸へ移動できるタイプの木工旋盤ため、使い勝手はいいのだが、
加工する材に節などが多いのと、俺の腕が未熟と言うこともあり、
ウッドターニングツール(バイト・刃物)での加工は、キャッチ(材に刃が食い込むこと)が多く、
切れ味の良い4枚刃エンドミルを使い、キャッチの軽減と、正確な加工を。

まずは、弓きり式火きり棒の先端加工に丸棒作り治具の活用、ですな。

2009年11月12日(木曜日)晴れ時々曇り

出展時用の看板

わたらせ渓谷工芸まつり出展のとき、
陶芸で出展されていた方のブースに『JOCV OBの店』と言う看板が出ており、
これって、やっぱり、青年海外協力隊のOBと言うことだよね?と思い、
尋ねてみると、その通りで、昭和60年度2次隊でドミニカ共和国へ派遣された方だった。

『青年海外協力隊』の略語!?がないため、
Japan Overseas Cooperation Volunteers
の頭文字をとって、JOCVと言うことが多い
クラフトフェア出展の際に、協力隊隊員募集のポスターとか一緒に張ったりしているとのことで、
JOCVという単語でピンと来る人は、元隊員とか、協力隊に興味のある人で、
そこから話が広がったり、人とのつながりも広がりやすい、との事。
まぁ、
隠すつもりも、言いふらすつもりもないが、事実、木耕家も『JOCV OBの店』のため、
今後クラフトフェアへ出展するときの看板を新調してみた。

これから出展の際、
この看板をぶら下げるようにしますか

看板ひとつで何が変わるか分からんが、
興味のある人や不思議に思う人は、声をかけてくる、・・・のだろう!?


2009年11月13日(金曜日)曇りのち雨

多段せいろタイプのニホンミツバチ用巣箱!?飼育箱!?

先月描いた『多段せいろタイプのニホンミツバチ用巣箱』の図面を元に、蜂の巣箱作りを。

4段せいろタイプの蜂の巣箱

ふたの裏側から巣作りを始めるらしい

蜜の重さで巣が落下しないよう、棒を入れる
巣箱に使う材は杉板がよいとのことで、
巣箱を長持ちさせるために周りをトーチで焦がし焼き杉にし、
巣箱に女王蜂が入りやすくするために、内側は蜜蝋(ミツロウ)を塗った方が良い、との事。
う〜ん・・・
ホンマもんの蜜蝋って、結構いい値段したような気が。

なんかここ最近、
火起こし器作りとか蜂箱作りとか、
木工は木工でも、マニアックな路線(笑)を突き進んでいるような気が。
まぁ、
その方が俺らしいといえば、そうなのだろう・・・。


2009年11月14日(土曜日)曇り時々雨

多段せいろ型にほん蜜蜂の巣箱!?飼育箱!?の量産モード

来週21,22日の『おうめ手づくりいっぱい市』出展が決まり、
試しに、多段せいろタイプのニホンミツバチ用巣箱を売りに出してみようと、
ある程度切り出しておいた材を使い、量産モードへ。

まとめていくつ作ることやら…
一応、平面と直角を出したほうが組み立ての際に楽なので、
手押しカンナ→自動カンナ→スライド丸ノコの流れで寸法をそろえていたら、
蜂の巣箱作りや養蜂について教えていただいた夜間の警備員さんに、
「カンナなんかかけなくても、荒材のままで作れっぺ、そういうのを気にするのは木工屋だねぇ」
・・・と。
(いや、ホンマもんの木工屋であれば、さらに手ガンナで仕上げ削りをしたり、サンディングをしますよ、
用途に応じて最低限の仕上げしかしない俺は中途半端な木工屋…  _| ̄|○ ガクッ )
と無言の突っ込み。


先日、石を送っていただいたご年配の方へ、
お礼のお手紙に幹小箱を添えて宅急便で送った。

感謝の気持ちは何らかの形で表す、それを忘れてはいけないッスね。

2009年11月15日(日曜日)晴れ時々曇り

相変わらず、優先順位を無視!?

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収で、
午後は、山村道場周りの側溝掃除と、落ち葉掃除を延々と。

量産モードへ突入した多段せいろ型にほん蜜蜂の巣箱作りの続きで、
数えてみると7セット分あり、今日はフタと天板を作り終えた。

最上段のせいろに乗せるフタの部分で、
残りの三枚もトーチで焼く予定

雨よけのための天板で、
時間とやる気があったらトタンを張る予定

今度の土日に、おうめ手づくりいっぱい市へ出展すると言うのに、
出展用の作品つくりをサボって、蜂の巣箱作りに没頭しており・・・

先にこっちを片付けないことには、他に手がつけられない!?
なぜか、俺の中でそんなフラグが立ってしまったようで。(笑)


2009年11月16日(月曜日)晴れ時々曇り

新旧火きり棒

午前中は、宿泊棟周りの生垣やブルーベリーの冬囲いで、
午後は、宿泊棟周りの落ち葉集め。

量産モードへ突入した多段せいろ型にほん蜜蜂の巣箱作りの続きで、
今日は底板を作り終え、ひと段落したところで、
舞ギリ式火起こし器の火きり棒の加工へ。
とりあえず、今週末のおうめ手作りいっぱい市での火起こし体験用に、
9.5mm角の火きり棒を40本、12.7mm角の火きり棒を30本作った。

軸が12.7mm角の火きり棒
小学校の火起こし体験の依頼を受け、初めて作った舞ギリ式火起こし器の火きり棒の軸が12.7mm角だったが、
火起こし体験の回数を重ねるごとに、火きり棒は、そこまで太くなくても問題ないことが分かり、
その後の『総広葉樹舞ギリ式火起こし器』(笑)以降は火きり棒の軸を9.5mm角へ変更した。
ゆえに、火きり棒の軸が2種類あり、それぞれ量産するのは面倒で・・・。

う〜ん・・・、
12.7mm角の穴を埋めて、新たに9.5mm角をあけて、9.5mm角に統一したいですな。


2009年11月17日(火曜日)曇りのち雨

経験を元に

量産モードへ突入した多段せいろ型にほん蜜蜂の巣箱作りの続きで、
巣の落下防止用の棒を入れ、出入り口部分の加工をし、
トーチで周りを焦がしていると、カセットボンベのガスがなくなったため、
弓きり式火起こし器の火きり棒加工を、この前作った『旋盤+ルーターで丸棒を作る治具』で、大量生産を。

木工旋盤に丸棒作り治具をセットし、
加工する棒を固定

ルーターにエンドミルビットを取り付け、
旋盤を回しながら深さ1mmずつくらい加工

弓きり用の火きり棒の出来上がり

調子に乗って(笑)、100本近くも加工
火起こし体験をあちこちでやるようになり、
実演を通し、失敗と筋肉痛を重ね(笑)、それなりに経験を積んだ・・・つもり。
で、
効率よく、楽な力で、火きり棒と火きり板の間に摩擦熱が起きるよう、
火起こしに使う道具の精度!?火の起きやすさ!?を全体的に向上させてきた・・・つもり。
さらに、
足りない部分の微調整をその都度その場で、できるようにもなった・・・つもり。
ちなみに、
弓きり式の火きり棒は、長さ約300mm、太さ約15mmの八角形で先端はφ8〜10mmくらい、
材は杉やヒノキ、松などがよい。

弓きりの火きり棒は、二人でやる『紐きり式火起こし』にそのまま使えるため、
舞ギリ式、弓きり式、紐きり式の3種類、火起こし器の実演販売が可能になりましたな。

 
2009年11月18日(水曜日)小雪時々曇り

経験のなさゆえに、ダメだし

昨日、トーチ用のカセットボンベを買ったため、多段せいろ型にほん蜜蜂の巣箱作りを再開し、
外側をトーチで焦がし、焼き杉仕上げにして、完成。

計8個分の蜂の巣箱
と思いきや、実際に何年も養蜂をしている方に、3点ほど改善点をあげられ、
●フタの大きさは、枠の内寸あわせではなく、枠の外寸と同じ大きさで枠に乗せること
●巣の落下防止の棒が太すぎで、
直径7mmくらいの穴を3個ずつ4面にあけておき、巣の向きに応じて、あとから棒を差すようにすること
●底板の上で一番下の枠が動かないようにするストッパーが大きすぎで、
蜂蜜を回収したあとの掃除のときに、邪魔になる、との事。

いや〜、養蜂未経験ゆえに、ダメだしされまくりで・・・。

俺の中で考えていた、弓きり式火起こし器の最終形である、
先端の火きり棒のみ交換可能な、火起こし器の試作に取り掛かった。

火きり棒が短くなったら交換できるようにし、
軸を火きり棒より太くし、回転数よりトルク(回転力)を重視
弓きり式火起こしの火きり棒も軸を9.5mm角にしたため、舞ギリ式火起こしの火きり棒と共通になった。

う〜ん・・・
やっぱり何事も経験を積まないと、
「何をどうしたらいいのか?」がまったく見えてこないッスね。
 
2009年11月19日(木曜日)曇り時々晴れ

インターホン修理

午前中は、
急きょ、葬儀のため飛び込みでコテージに泊まりたいと言うのお客さんのために、
シーツ・タオル等リネンの準備とそのついでに部屋チェックをし、ファンヒーターの灯油補給をし、
山村道場の廊下掃除を。
午後は、
キャンプ場と事務所をつないでいるインターホンの修理を。
事務所からの声は聞えるが、キャンプ場からの声が聞えない状態で、
コードの途中に、赤いビニルテープぐるぐる巻きの怪しげな断線補修箇所があり、
試しに、つなぎ直してみても症状は変わらず、
試しに、極性を逆にしてみたら、今度は呼び出し音が鳴りっぱなしとなり、元につなぎなおし。
他に原因が必ずあるはずと思い、あちこち配線を調べていると、
キャンプ場側のインターホンの直流電圧器のコードがネズミか何かに食いちぎられており、
それをつなぎなおし、冬季閉鎖のため下ろしていたブレーカーをいれると、
ようやく、双方向で通話できるようになった。

去年の12月、おうめ手づくりいっぱい市へ出展したときに、バードコール作りを勧められ、
バードコール作り体験を始めたり、バードコールの製品を作るきっかけになったのを思い出し、
今回の出展の際に、バードコールを持って行こうと思い、
間違って穴の中までオイルを塗ってしまい、鳴らなくなったバードコールを直そうとするも、
思いのほかオイルが浸透しており、直せず、
急いで、一個だけ新たに作った。

今のところ、快調に鳴っているが・・・
前回は刷毛塗りオイルフィニッシュで失敗したため、
今回はウエスにオイルを染み込ませ、表面を磨いただけ。

同じ失敗は繰り返さぬよう気をつけるさ。

 
2009年11月20日(金曜日)曇り

夜通し、下道のんびりと。

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収、リネン準備で、
午後は、部屋チェックや各部屋のファンヒーターに灯油を入れたり、
ちょこっと事務室に引きこもったり。

明日・明後日、おうめ手作りいっぱい市へ出展するため、
終業後、レンタカーを借りて、出展用の荷物を詰め込み、
下道をのんびりと約5時間のドライブ。
で、
青梅駅近くの公園の駐車場に車を止め、運転席助手席をベッドに車中泊。
睡魔とバトルしながらの運転だったので、窮屈な体勢ながらも、爆睡。

宿に泊まれない貧乏な俺(…涙)にとって、
お手洗いと水道のある公園は、ホント、助かりますな。

 
2009年11月21日(土曜日)晴れ

第93回 おうめ手づくりいっぱい市
         in
第19回青梅宿アートフェスティバル 2009

朝9時から受付開始で、出展料3000円を支払い、
指定された出展ブース(1.8×1.8m)に出展用の荷物を降ろし、
車は約1.5km離れた市役所臨時駐車場へ駐車。
アートフェスティバルと同時開催のときは、通常の住吉神社境内の他に、
住江町駐車場も出展会場となり、約80店舗が出展。
青梅は昭和レトロで町おこしをしているため、昔ながらの看板などをそのまま残したり、
懐かしさというのか、情緒たっぷり、でして・・・。
そんな中、木耕家は、
昭和以前の文化である!?火起こし体験をひたすら。

昭和っぽい雰囲気!?

天気が良く、多くのお客さんが来場

こじんまりとした出展スペースの中で火起こし体験を

人ごみの中でも、安全確認をしながら、
火種から、見事ファイヤー!
売れるものを作っていないため(涙)、売上はさっぱりダメだったが、
お祭り自体の雰囲気が楽しかったね。

今日明日と連日開催なのだが、
本日の日没近くまでの営業後、出展ブースの什器・商品をすべて撤去しなければならず、
それが、さりげなく面倒でして・・・。

夜、訓練校木工科の同窓会!?忘年会!?のため、
久しぶりに訓練校時代の常連!?の中華料理屋さんへ。

趣味・仕事問わず、皆さん、何らかの形で、木工を続けておられるようで、
来年もまた木工話で盛り上がりたいですな。
 
2009年11月22日(日曜日)曇り時々小雨

第2回 関東ちんどん選手権大会 in 青梅宿

と言うイベントが10時から行われ、おかげで、通り全体が賑やかに。

ちんどん選手権オープニングセレモニーの様子

『道化師たちの青梅宿』のサブタイトルどおりで…
歩きながら、アクションを加えながら、
息を切らさず、演奏!?ちんどん!?し続ける様は、まさにプロのちんどん屋さんですな。

朝から小雨模様のためか、出展を取りやめた出展者が多く、
昨日とうって変わって、閑散とした住江町駐車場出展広場になってしまい、
住吉神社出展場もそんな感じだった。

通常の手づくりいっぱい市の会場である住吉神社参道

住吉神社参道の出展場の様子
多少、天気が悪く湿度が高くなっても、そんなことお構いなしに、
今日もひたすら火起こし体験♪

火の赤ちゃんである火種の取り扱いは優しくね

豪快に、ファイヤ〜!!!
中には、
えっ!本当に炎になるんだ!と驚かれる人や、
今朝テレビで火起こしをやっていたので、実際に体験出来て良かったです!
など、
火起こし無料体験中ゆえに多くのご感想をいただいた。

メディアの影響力は大きく、映像で見ただけでも、
こんな感じだったよね、とやり方を説明する前にやり始める子も。
まぁ、基本は、
極力、口出しせず、自発性に任せ、見守るさ。
で、
いくらやっても火種が出来ず、あきらめかけたら、アドバイスをするようにしている。

 
2009年11月23日(月曜日)晴れ

温泉入浴に、免許証のコピーをとられる・・・って!?

昨日、一昨日と訓練校木工科同期の工房に泊めさせてもらい、
昨夜は鍋をつつきながら、3人で飲んだくれていた。
これから自営を始めようとする友人に、ひたすた現実の厳しさを説く、
少しずつ軌道に乗り始めた自営業者と自営が副業状態(笑)から抜け出せぬ俺。
綿密にビジネスプランを練って、その都度フィードーバックをかけ、修正しても、
なかなか計画通りに行かないのが現実で、
ビジネスプランすら持っていない俺に至っては論外。(笑)
ただ、
それが本当にやりたいことであれば、迷わず突き進むべきで、
ちょっとでもためらうことであれば、他の道も選択肢の一つになるのだと思う。
まぁ、
ゴール!?というか、最終到達地点!?というか、目標!?というか、
つまりは、自分の理想とするところを決めてしまえば、
あとはそれに向かって、何をどう進めていくのかを、焦らず、じっくり、一歩ずつ、でいいんじゃないの?
人生に、『こうしなければならない』、なんて決まりは何もないのだから…

帰宅途中、
温泉へ寄り、売店と温泉への道が駐車場をはさんで離れており、
売店で入浴料500円払い、ロッカーと更衣室入口の鍵を受け取った。
その際に、免許証のコピーをとられ、
入浴後、鍵の返却と引き換えに免許証のコピーを受け取った。

温泉に入るために免許証のコピーをとられたのは初めてで、
トラブルが起きる前の事前対策・抑止力になるのか?

 
2009年11月24日(火曜日)晴れのち曇り

在庫は持たぬ…主義なのだが

午前中は、リンゴ園のリンゴをすべて収穫し、
午後は、調理室のグリストラップ掃除とウサギ小屋に敷くワラの整理を。

ひょんな流れで、舞ギリ式火起こし器の注文が入り、その製作に取り掛かった。
まだ、自分の作る作品の中で、定番商品というのがないため、
また、
天然木をそのまま生かす作風のため、同じものを量産するのが困難で、
売れたら似たようなものを作る、売れたら似たようなものを作る、を繰り返し、
在庫を持つことはしていなかった。
まぁ、
それでは明らかに効率が悪いと分かっていたが、
さほど需要がなかったのと、試作品作り期間中と自分に言い聞かせ、サボっており・・・。
とりあえず、
火起こし器くらいは多めにストックしてもいいのかな、と、
ようやく在庫管理と言う概念を自分のビジネス!?に持ち込むことに。

なんにせよ、
オーダーがない今、来春以降の出展や展示会にそなえて、
ひたすら作りだめをせねば!
 
2009年11月25日(水曜日)曇り

動作確認済み(笑

午前中は、レンタル倉庫の雪囲いをし、テラスの喫煙所に風除衝立の取り付け、
午後は、事務室に誰もいなくなるため、事務室で電話番と、昨日収穫したリンゴの袋詰めを。
来月からスキー場オープンへ向けて人事異動があると思われるため、
おそらく、一人減り、
俺を含め3人でコテージや体育館などの施設運営を強いられることになりそうである。


ご注文の舞ギリ式火起こし器が出来き、おまけに火起こし器スタンドをつけ、無駄にオイルフィニッシュを(笑)。
で、明日宅急便で送る予定。

舞ギリ式火起こし器本体、火きり板一枚、火きり棒3本、麻紐約1mの火起こし器セットに
今回はおまけでスタンドをつけ、なんと税込み2,500円!
(…が送料は着払いッス!ちなみにダンボールサイズは140サイズ)
出来た舞ギリ式火起こし器の精度!?の良し悪しを調べるため、
実際にその舞ギリ式火起こし器で火起こしをしてみた。
で、
火きり板の穴との相性もあってか、4回目の挑戦で火種が出来た。

動作確認済み、の方が安心感を与えると思い、
汗かきながら、息切らしながら、新品火起こし器の試運転!?、ですな。

 
2009年11月26日(木曜日)晴れ

ブーム・・・なのか!?

今年の畑仕事も残すところあと白菜・大根の収穫のみで、
今日は、たくあん用に大根を15本くらい、洗って干した。

大根を一週間くらい干してから
角型の漬物容器で、たくあん漬けにする予定

クキタチ(カキ菜)が自生し、あちこちはびこっており、白菜と白菜の間にもわんさかと。

ただでさえ、虫食いだらけの白菜なのに、さらに
クキタチに覆われており、今年は小さめ、ですな

相変わらず、卵を産むのをサボっているが、
庭には二羽、鶏がおり(笑)、
大根葉と白菜を同時に鶏へあげたら、真っ先に白菜に食らい付き、あっという間に平らげ、
雑食&アイアンソルマックな鶏にも、食の好みがある…のか!?

冬へ向けて食欲増進中・・・なのか!?

畑仕事を区切りのいいところで終わらせ、
その後、火起こし器セットを送るため宅急便の営業所へ。
火起こし器の心棒がダンボールからちょこっと顔を出していたため、
「梱包しなおす方がいいと思うので、開けてもよろしいですか?」と、開封された。
で、
「あぁ、こうやって火を起こす道具ですよね、
この前テレビでやっていましたし、火起こしブームなんですかね?」
と、火起こし器に興味をもたれてしまい、
「いや、火起こしブームなのかは分からないですが、
ブームにしようとあちこちで活動している人は知っていますけど…。」と返答。

…って、
よくよく考えると、俺もその一人…なのか!?と無言の突っ込み。
 
2009年11月27日(金曜日)晴れ

吊りビラ

野暮用があり、電車で遠出。
で、ついでに閑静な住宅街にある喫茶兼ギャラリーへ寄り、見学を。
常にデザインを研究し、すぐに新しいデザインを形に表現し、作品を独創的に。
その姿勢を見習わなければと思いつつ、
あれこれ木で作れるものを想像するも、自身の感性の貧しさに、自己嫌悪。 _| ̄|○ ガクッ

電車の中の、吊りビラと広告の数がやけに少ないと感じ、
各企業とも広告宣伝費を削っているのか、
なんとなくそんな気がした。

いつの間に新駅が出来ていたり、
都市部の変化の早さというのは、人の数に比例するものなのだと、感じた。

 
2009年11月28日(土曜日)晴れ

怖いのは、消したつもりと、消えたはず

宿泊棟の部屋チェックのあと、ウサギ小屋の掃除で、
土だか糞だか食べ残しだか分からなくなってしまった地面の表面をスコップで取り除き、
後日、砂を敷く予定。

具体的に宿泊棟の部屋チェックですることは、人数分のリネン・タオルが準備されているかの確認や、
電球が切れていないかの確認、石油ファンヒーターの灯油残量の確認、風呂やキッチンでお湯が出るかの確認などなど。
で、
俺にボケが始まったのか、
お風呂の追炊きボタンにて、お湯が浴槽内を循環しているのを確認し、スイッチを切ったつもりが、
そのまま追炊きの状態になっていたことに数時間も気が付かず、
しかも、
浴槽のフタと戸が開いていたため、
湯気が浴室、洗面所、玄関に充満し、壁から天井まで水蒸気でビシャビシャに。
タオルであたり一面を拭き取るハメになり、余計な仕事を増やしてしまい、ごめんなさい…。 _| ̄|○ ガクッ

昔、防火・火災の標語か何かで、
『怖いのは、消したつもりと、消えたはず』
とあったが、安全関しては、
・・・つもり、・・・はず、の曖昧ではいけないのだと、深く反省。

 
2009年11月29日(日曜日)晴れ

掃除、メンテナンスまで考えるべき・・・なのだろう

午前中は、ウサギ小屋に風除けのビニルシートを張り、宿泊棟のゴミ・シーツ回収で、
午後は、宿泊棟のエアコンのフィルタや高いところの掃除を。
が、どうしても、吹き抜けの天井からぶら下がっているファンの掃除が困難で、
羽の上に積もったホコリや汚れで、黒ずんで見える。
2連梯子では、高さ的に足りても立てかける角度がきつすぎて、危険極まりなく、
天井用のすす払いホウキでは、ゴシゴシ掃除できない。
5〜6mくらいの脚立や三脚があれば何とかなるが、業務用扱いっぽいのでベラボーに高く・・・。
掃除・メンテナンスのことまで考慮して、リモコンで下に降ろせれば便利だが、
そんな機能などあるわけもなく・・・。

世間的にも、徐々に大掃除、の雰囲気ですな。

面白そうなアカシアの幹を見つけたため、
大ジョッキより大きなジョッキと言うのか器!?に、粗方、加工。

ジョーロっぽいデザインに

悩んでも出てこないデザインに相変わらず苦悩なのだが、
色や絵をつけることは極力避けたい主義でして・・・

 
2009年11月30日(月曜日)晴れ

クルミ割り

自分の中での年4回ぐらいのイベント!?で、
髪の毛が、おでこやまぶたに触れるのが耐えられず、バリカンとすきバサミを使い、
髪をバッサリと散髪。

大量に頂いた鬼ぐるみを簡単に割りたいと思い、ネットで調べると、
オーブンや電子レンジ、フライパンで加熱するとパカッと亀裂が入り、割れやすくなるとの事で、
オーブンで適当に加熱すると、亀裂が入ったりは入らなかったり。
で、
鬼ぐるみの亀裂にマイナスドライバーを当てて、金槌で叩くと簡単に割れたが、
不安定な形状のため、クルミに逃げられることも、しばしば。
亀裂の入らなかったクルミも割れるような、くるみ割り器を自作しようか迷ったが、
1000〜3000円くらいで市販されており、購入することにした。

これだけの数なので
もっと簡単に鬼ぐるみを割りたく・・・
オーブン加熱後の香ばしさがなんとも言えず、美味しいですな。

胡桃の殻でアクセサリーなどを作っているのをよく見かけるが、
殻は木工クラフトの材料に使ってもらいますか。


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