今日の出来事 / 木工耕作日誌


木工作家として自営業を営むかたわら、
畑で自給し(12〜3月は雪のため耕作不可)、キャンプ場・コテージでの時給暮らし


2009年10月1日(木曜日)曇り時々晴れ

一枚板二窓フォトフレーム完成!

プレゼント用に作っている、一枚板二窓フォトフレーム作りの続きで、
1つはバーナーで焦がし、全体をサンディングし、オイルフィニッシュを。

材はアカシアなのだが焦がしたら杉っぽい感じ

こっちはナチュラルテーストのオイルで仕上げた
で、
残っていた耳つき端材で葉書サイズ2枚分くらいの額縁のようなものを作り始めた。

耳つき材がデザインとして生きていない!?
何とか今度の日曜日までには間に合いそうで・・・

ふう〜・・・いい感じの材があれば、もう少し量産しても良さそうな気が。


2009年10月2日(金曜日)曇りのち雨

フォトフレームの窓枠加工

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収のあと、木工教室に必要な物の買出しをし、
午後は、公民館主催!?の木工教室の準備でフォトフレーム作りの準備を。
子供達に、ジグソーで好きな形に切ってもらい、好みのフォトフレームを作ってもらうため、
それ以外の製作作業を終わらせなければならず、窓枠と押さえ板の加工を。

@大体A4サイズくらいの板を用意し、
フォト窓枠加工目安としてL判サイズ89×127mm
より10mmずつ小さい79×117mmの板を用意する

A79×117mmの板にそって、鉛筆で墨付けする

B墨付け線にそってスライド丸ノコで切込みを入れる

Cスライド丸ノコの切込みから、
曲線用ブレードのジグソーで窓枠をくりぬく

Dルーターにコロ付シャクリ面ビットを取り付け、
切削深さを約5mmにセットする

E窓枠にそって時計回りで押さえ板用の枠溝を
ルーターで削る

F窓枠にはめる透明塩ビ板と押さえ板を切り出し、
ディスクサンダーで角を丸く削る

G透明塩ビ板と押さえ板が枠溝にはまればO .K !

こういう耳つき自然木テーストを嫌がる子供達が多そうなのだが、
そんなのお構いなしに…


2009年10月3日(土曜日)曇りのち晴れ

耳つき額縁完成!

午前中は、リネンの準備・セット、部屋チェックのあと、スポンジモップの柄の修理・補強をし、
あとはひたすら公民館主催!?の木工教室の準備を。
フォトフレームの押さえ板をとめるトンボを切り出し、穴をあけ、一個一個仮止めし、
昨日切り抜いた窓枠のパーツを、フォトフレームを立てるための脚へ加工し、サンディング。
で、フォトフレーム作りの準備が終わり、
ダックスフンド型のウォールハンガーの原型をある程度サンディングした。

あとは子供達に
ジグソーでなんかの形に切ってもらうだけ

ウオールハンガーとして使うためにフックを作って
穴あけ加工し、接着をしてもらうだけ

プレゼント用に作っていた、耳つき端材で葉書サイズ2枚分くらいの額縁のようなものに、
昨日オイルを塗り、今日吊り下げ用の金具と紐を取り付け完成!

余っていた端材にあわせて作ったため、
おおよそ葉書2枚分と言う中途半端な大きさに

よくよく考えると、色紙の大きさとか絵画のキャンパスの大きさとか、
そこら辺の寸法を気に留めたことないな。
まぁ基本的には、必要に迫られない限り調べないからな(笑)


2009年10月4日(日曜日)晴れのち曇り

見事な千鳥足

兄の結婚式のため、木工品の手土産持って、親と兄弟だけの挙式・披露宴へ出席。
ビデオまわしっ放しの、さらに、みんなしてデジカメで写真撮りまくりで、
姪っ子の園児と2歳ちょっとの甥っ子までがデジカメで撮影!?している始末。

見よう見まねでデジカメ撮影!?

親族のみの披露宴!?
参列者10人なのに、ビデオ2台にデジカメ6個(携帯を入れればそれ以上!?)って、…編集、大変そうですな。
よほど嬉しかったのか、親父がかなり酔いまくって、
帰りの駅での乗り換えやら、やばいくらいの千鳥足で…
大丈夫って言う酔っぱらいほど、ホント、大丈夫じゃないからね。

ともあれ、準備やら、リハーサルやら、お疲れ様でした。


2009年10月5日(月曜日)曇り時々雨

一瞬の表情は、難しい…

実家泊後は、帰宅する途中で、お約束!?の献血やら、うろうろと買い物やら。

昨日の結婚式のときに、預かったデジカメで写真を撮りまくっていたのだが、
途中でバッテリーが切れたため、その後は自分のデジカメで撮影をしていた。
で、その自分のデジカメで撮った写真をCD-Rに焼き、
レーベル面にタイトルなどをダイレクトプリントし、郵送準備を。
CD-R1枚郵送するに当たって、
封筒につめるクッション材の多さで郵送料が120円だったり140円だったりするため、
切手を貼ってポストへ投函、と言うわけにもいかず、明日、窓口へ持って行く予定。

自分が撮影した写真をパソコンで見ると、
カメラ目線でない人物の一瞬の表情を収められず、シャッターチャンスを逃しており、
改めて人物撮影は難しいものであると実感。


2009年10月6日(火曜日)曇り

食用菊の収穫

CD-Rを郵送したり、街内へ用足しのあと、畑仕事で、
秘伝と言う品種の青豆の収穫やら、ピーマン、しし唐、ナス、トマト、カボチャなどの収穫を。
で、春先植えた食用菊に花が咲きはじめ、初収穫。

食用菊『松風』

食用菊『もってのほか』
菊のシャッキリ感が残るよう、さっと茹でて、
三杯酢(酢:醤油:みりん=1:1:1)で美味しくいただいた。

もう、かれこれ数ヶ月間も鶏が卵温めモードに入っており、
雄鶏がいないため、いくら卵を温めでも雛はかえらないのだが、一向に巣箱!?から動く気配がなく、
強引にどかそうとするも、敵意むき出しのうなり声で鳴き、くちばしで攻撃をしてくる。
二羽いるうちの一羽は、羽が生え変わり冬用に衣替え(笑)したのだが…

メッチャ睨んでおり、近づけず…

まぁ、卵をいただけないのは残念だが、
それよりも、
温めモードに入ってしまうと餌を食べず、トサカがしおれて、体力を消耗している感じなので、
いい加減に、かえらない卵なのだと、分かって欲しいものである・・・。


2009年10月7日(水曜日)曇りのち雨

木刀、銃模型作り再び

以前、「柔道で護身術の稽古に使いたいから」と言うことで作った、
木刀・脇差し、銃模型の大きさが小さかったり、形が微妙だったらしく、
見本の写真を頂き、寸法と形を指定され、もう一度作ることに。
で、
木剣タイプの長さが約1mで太さφ25mm、
木刀タイプが長さ約1015mmで、そのうち柄の長さが260mmで35×26mmくらいの楕円形、
短刀タイプは長さ約280mmで、32×22mmくらいの楕円形
銃模型は約180×95mmで厚さが15mmくらい。

木剣と言う名の丸棒(笑)と、木刀

短刀と銃模型
短刀と銃模型はアカシア、木剣と木刀はパイン材で、
ジグソーで大まかに切り、カンナとベルトサンダーで形を整え、オイルフィニッシュを。
寸法だけ合わせ、細かい曲線や形状は、型紙や治具を作らず勘で削り、作ったため、
もし同じものをまた作ってくれと言われても、微妙に形が変わるのだろう・・・

まぁ、用途を考えると、
まったく同じ形を求められる訳ではないので、もしまた頼まれたら勘で作るだけ。

2009年10月8日(木曜日)雨

里山再生プラン説明会参加

台風接近と、宅急便待ちやら、コタツを出したり、なんだかんだと日中は家に。
夜、
地区住民への里山再生プランの説明会があり、地区林業研修センターへ。

生活様式の変化により、里山へ入る必要がなくなったため、
誰も手入れしなくなり、荒廃してしまった里山を再生させようと、
まずは人工林の間伐、整備をし、
約1kmくらいの遊歩道を山参道・ハイキングコースにし、その途中に展望台、
ふもとに駐車場を作り、来訪者が来やすいように。
で、
間伐した里山に花木や実のなる木を植え、
その後は、地元住民のマンパワーのボランティアでこの状態を維持して行こう、
との事。

一応、
地区住民起案で住民主体の里山再生事業って形であり、
そこに、
県の森林環境税を使ってこの里山再生プラン5ヵ年で、約500万円の予算の予定。
整備したり作ったりすることはその場の勢いで何とでもなるが、
まぁ、
問題なのはその先ずーっと維持・管理することで、
何らかのメリットや利益が生じないと意欲的に維持・管理していくことは難しいのが現実。


2009年10月9日(金曜日)曇りのち雨

収穫の秋ゆえに…

ほぼ一日中、レンタル庫に引きこもってレンタサイクルのメンテナンスを。

自転車職人セレクトの工具

振れ取台

ワークスタンド
いや〜、プロ用の自転車工具、使いやすいというのか、しっくり来ますな。
その後は、
火起こし器の火きり棒を40個作った。

今後作る舞ギリ式火起こし器は、
火きり棒の差込み寸法を9.5mm角へ細くするため、
それに合わせ、12.7mm角から9.5mm角へ
火きり棒は細すぎると割れやすく、太すぎると抵抗が大きくなるため、
太さ10mm前後がベストかも・・・

宿泊や外食、宴会の予定がなければいつでもできると思っていたことがあり、
それは『1ヶ月の食費を0円』で暮らすことで、今月、そのチャンスがやって来た。
しかも、収穫の秋と言うこともあり、畑の野菜がそれを後押ししてくれ、
さらに、今月は調味料を買わなくても済む予定。

なんだか行けそうな気がする〜♪


2009年10月10日(土曜日)曇り時々晴れ

好み…は分からん

小学生5,6年14人相手に、ウォールハンガー、フォトフレーム、ペン立ての3種類から
好きなものを選んでもらうタイプの木工教室を。

ウォールハンガー0人、フォトフレーム作り3人、
ペン立て11人と、好みがはっきり分かれ…

できた作品に焼きペンで
名前や絵など好きに描いてもらったが、
焼きペンが一個しかないため、順番待ち。
団体さん相手の場合を想定し、
焼きペンをあと2,3個購入するしかないですな

手ぬぐいで米ぬかオイルを塗って、オイルフィニッシュを。
できた作品はなにやら文化週間の展示品にするとのこと

最後に、お約束!?のアンケート記入
フォトフレームは糸鋸で切るだけなので、子供にお任せだが、
なぜか予想に反し、ペン立て作りの人数が多く、
おかげで、穴あけが順番待ちとなり、電気ドリル、充電ドリル、ボール盤をフル活用。
さらに引率の方や他のスタッフにも手伝ってもらい、助かった。

お隣の博物館主催で、6月に植えた稲の稲刈りが行われた。

鎌でせっせとみんなで収穫

刈り終えた稲は稲架(はさ・はせ!?)がけで干す
昔ながらの田植え・稲刈り行事は、なんとなく毎年の恒例行事になりそうな予感。


2009年10月11日(日曜日)晴れ

情けないことに、樹種を知らなさ過ぎ…

消防団の非常召集訓練のため朝5時半屯所集合で、出動。
そのあと、
両チームとも9人ずつのギリギリの人数で草野球の試合。
今シーズンの最後の大会だったが、あっさり1対8の5回コールド負け。
おそらく人生で初めて試合でキャッチャーを守ったような気が・・・。
(2打席1打数1安打 1死球 打点1 盗塁1)

その後は、『今月の食費ゼロ円』宣言のため、草野球の打ち上げ飲み会を断り、
自宅工房にて、コースター作りを。
が、情けないことに、
今作っているコースターの材の種類が分からず、
もとはご近所さんからいただいた幹なのだが、その人も分からないようで・・・

樹種不明の輪切り材
心材・辺材がはっきりせず、堅さは堅く、一見、
カエデっぽいのだが、木口面だけでは判断できず…

一言に木の種類と言っても、
森にあるときは、
図鑑と照らし合わせて、根や幹、葉、花、実、樹皮の特徴である程度なら見分けられるが、
材として切られたあとは、
板目や柾目の木目、比重、匂い、色などの特徴で見分けなければならない。

はぁ〜・・・
情けないことに、樹種を知らなさ過ぎ、ですな。 _| ̄|○ ガクッ


2009年10月12日(月曜日)晴れ

無意味なこだわり

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収とキャンプ場の生ゴミ回収、
午後は、レンタル用品を洗ったり干したり、片付けたりしたあと、
ユースサイトの炊事場の板を新しいものへ交換。

無駄に高級ブランド化を図っている(笑)、総広葉樹舞ギリ式火起こし器の本体作りの続きで、
持ち手の加工まで終わり、
あとは、
無駄に高級感のある仕上げ(漆塗りorオイルフィニッシュ)と、
立てかけられるような火起こし器のスタンド作りとなった。

総広葉樹舞ギリ式火起こし器

持ち手の部分を握りやすいように加工

以前であれば、
無意味なこだわりは全否定していたのだろうが、
逆に、
無意味にこだわっていることを誰かに、
あんたアホでしょ!?って、突っ込まれたい年頃になったのかも(笑)。


2009年10月13日(火曜日)晴れ

時間をとるか、負荷軽減をとるか

午前中は、宿泊棟のベッド修理と木工室集塵機のゴミ捨て、
午後は、とある花瓶入れのようなものを作り、仕上げた。

一応、
花瓶を入れることを前提に作ったもの

来年5月に予定している共同展示会!?の打ち合わせを、
夜9時からオンライン会議でやる予定だったので、
8時過ぎに木工室を片付けて帰れば間に合うかなと思っていた。
が、
近所の人!?が「雪囲い用の板の反りを削りたいので、自動カンナを使わせてください」と、
板を持って来て、自動カンナで杉板を削り始めた。
思った以上に枚数が多く、しかも、その雪囲い用の板は幅が250mmくらいあり、
比較的軟らかい杉板とはいえ、
一度で削る切削厚さは1mm以下でお願いしたかったが、オンライン会議までの時間がないこともあり、
2mmくらいの切削厚さで削っていることを黙認していた。
が、
案の定、自動カンナが、うなって、止まって、ブレーカーが落ちたり…
通常は、
安全面にかかわるため、工作機械への負荷は最小限にとどめなければならず、
負荷軽減は最優先事項の一つ。
まぁ、
自動カンナは、カンナ刃が露出しているわけではなく、比較的、怪我の少ない工作機械なので、
多少の無理使いをしても、怪我も無く、機械が壊れることは無いだろうと、
作業時間短縮を優先させてしまい・・・。

結局、
それでもオンライン会議には遅れてしまったので、
今後は、時間に迫られても、
急いだり焦ったりすることはやめ、
きちっとした作業工程で、木にも人にも機械にも優しい、安全最優先の作業をするべきですな。

2009年10月14日(水曜日)晴れのち曇り

圧力鍋で、ご飯炊き

だんだん朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝、トイレに起きて、朝飯の準備をしようとしたら、思わず、
「あ゛っ!昨夜、米とぐの忘れた!」
と一言。
で、そういえば圧力鍋だとすぐに炊けるんだよな!?と、初めて圧力鍋でご飯を炊いてみた。
水の分量は炊飯ジャーで炊くときと同じくらいで、沸騰・加圧開始から弱火で5分くらいのあと、
火を止めて、10分くらい蒸らして、出来上がり。
ふっくらした食感に炊き上がり、しかも、
米をといでから20分くらいで食べられるため、とても便利だと、実感。

食用菊『もってのほか(ピンク色)』『松風(黄色)』が最盛期を向かえ、
収穫後、洗って、さっと茹でて、酢と砂糖となぜかレモン汁で、菊の酢の物を作った。

花びらだけむしって、それを洗う作業に手間が

大量に作って、タッパーに入れ、冷蔵保存
酢、砂糖、レモン汁の分量は、もちろんお約束の目分量のため(笑)、
味見しながら微調整。

冬場は雪に埋もれて畑仕事ができないため、長期保存できる食料はとてもとても貴重ですな


2009年10月15日(木曜日)晴れ

へぇ〜面白いね! の量産モード

わたらせ工芸祭り出展まで、あと三週間ちょっとのため、まずは定番品の量産モードへ。
『輪切っトレー』を白樺の材で加工したり、
へぇ〜面白いね!と手に取ってくれるが、
まったく売れない(笑)『幹小物入れ』の引き出し1個バージョンを加工しやすいホオの木で作り始めた。

白樺の『輪切っトレー』
節もデザインと思い、気にせず加工

『幹小物入れ』引き出し1個バージョンの
パーツ展開状態!?
砥ぎに出しているバンドソーの刃が戻って来たら、始めようと思っていたが、
そろそろ作り始めないと、わたらせ工芸祭りへ持っていけないため、
切れないヘタレのバンドソー刃で加工するしかなく…(涙)。
バンドソーで切断中、
柔らかいホオの木は焦げずに切れるが、
アカシアやエンジュだと切断中に焦げるし、
しかも、
バンドソーの刃のキレ味が左右違うため、
フェンスの沿って真っ直ぐ切っているつもりでも、どんどん刃が逃げてしまい…。

切れぬ刃ゆえに、切断面に焦げが

俺は、丸太から加工する作業が多いため、
バンドソーのキレが生命線!ですよな。


2009年10月16日(金曜日)晴れのち曇り

ディッシュビットよりもエンドミルで

ニセアカシアの材でジュエリーケースや輪切っトレーの製作準備をし、

ジュエリーケース作りの準備

輪切っトレー作り準備

幹小物入れ作りの続きを。

幹小物入れの三枚下ろしを元へ張り合わせ

幹小物入れの引き出し部分の加工開始

フォスナービットで粗くくり貫く

ルーターに4枚刃エンドミルを取り付け

引き出し部分を墨線に沿って削る

底面、側面とも加工面がとてもキレイですな

4枚刃エンドミルは金属加工仕上用だけあって、
切れ味が良く、切削面もキレイで、耐久性にも優れており、
センタカットタイプは、プランジ加工(垂直方向の切り込み)も可能で、
しかも、ディッシュビットよりも安く…。

弁当箱のような底が深い加工用に、
刃径φ12mm、刃長55mm、全長105mm、シャンク径φ12mmの
4枚刃ロングエンドミル(1本約2,500円)を買わねば! 

2009年10月17日(土曜日)晴れのち曇り

弱肉強食…

キャンプ場で飼っているうさぎに餌をあげようと、うさぎ小屋へ行くと、
9匹いたうちの8匹が死んでおり、
そのうち一匹だけ目の辺りがえぐられていて、何かに襲われた痕が。
で、巣穴代わりのU字溝へ逃げようとしたのか、
その他は、U字溝へ向かって連なって倒れて死んでいたが、外傷はまったく見られず、
おそらく、パニックにより心拍数が上がり、死んでしまったものと思われる。

自然界は弱肉強食の世界とは言え、やっぱり、悲しいよな。


火起こしの達人さんが火きり板を大量に加工したいと言うことで、フリー工房へ作業をしに来工房。
で、
雑談の流れで!?、なぜかボール盤を使って火起こしをやって見ることに。(笑)

弓きり用の火きり棒をチャックに挟み、スイッチON

30秒〜60秒くらいで、大き目の火種ができた
ボール盤の回転数が速すぎると、火種になる木屑が飛び散ってしまうため、
回転数を一番遅くし(おおよそ570rpm)、ゆっくり火きり板に押し付けると、30〜60秒くらいで火種ができた。

ハイテクな技術!?を使って原始的なことをやっていることのギャップが面白く、
物理の実験と言う面から火起こしを見ると、とても冷静に客観視してしまい、
『舞ギリ式やキリモミ式、弓きり式etc…』+『気合と根性と努力(笑)』でできた火種に比べると、
まったく感動が無いッスね。


2009年10月18日(日曜日)曇り

ベアリングがあるはず?

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収、
午後は、キャンプ場の生ゴミ・レンタル用品の回収、片付けを。

ベルトディスクサンダーのタイミングベルトが磨り減って空回りしだしたため、
以前、予備として購入してもらった
新しいタイミングベルト(ベルト呼び長さ160XL ベルト呼び幅037)へ交換。
ついでに、
ベルトサンダーを分解・掃除していると、本来であれば、
ローラーを平行にかつスムーズ回転させるためベアリング!?があるはずのところに、
ベアリング!?がいつの間にか無く、シャフトが斜めになっており、その部分が磨り減っていた。

シャフトを支えるベアリング代わりの金属管と、ローラーのシャフトがありえないくらい磨り減っており、
シャフトが宙ぶらりんになっていた
そう言えば、ここのところ、
エンドレスベルトの位置調整ノブを限界まで調整しても、ベルトが微妙にぶれて回っていたので、
以前から、おかしくなっていたのだろう。
で、
ローラーの内径16mmとシャフトの外径12mmに合うようなベアリングを探すと、
ニードルローラーベアリング!?(2個セットで約650円)が見つかり早速発注を。

ベルトサンダー作業中に、
金属の摩擦音が大きくなったり、材を強く押し当てるとすぐに回転数が落ちたり、
違和感を感じていたが、
単なる油切れではなく、ベアリング!?が磨耗しシャフトの軸がずれていたとは・・・
ちなみに、
その反対側を見るとベアリングではなく、内径12mm×外径16mmの金属管!?のようなものがあるだけなので、
もしそれが抜けるのであればニードルローラーベアリング!?へ交換したいですな。

もう今はないメーカー製のため、
修理・メンテナンスは自らの手でやるしかないですな。


2009年10月19日(月曜日)晴れ

良く乾燥した杉で木目が詰まっていれば…

フリー工房のベルトディスクサンダーがメンテナンス中のため、
自宅のベルトジスクサンダー(その表記だけでメーカーと型番が分かってしまう!?)にて、
幹小物入れのサンディングをし、つまみの部分を加工、取り付けを。

引出し1つバージョン幹小物入れ

相変わらず、用途が微妙な幹小物入れでして…

その後、
明後日にフリー工房を使うかもしれない団体さんが来るということで、
フリー工房へ行き、キレイに掃除したり、整理整頓を少々と、
弓きり式火起こしの成功率を上げるため、全体の精度向上を目指し試行錯誤を。

綿ロープ金剛打6mmの弓

火きり棒押さえ

火きり棒

弓きり式での火起こしの様子
で、
自分の中での経験で分かって来たことは、

◎弓に使う紐は、綿ロープ金剛打の直径6mm
理由:
・綿は摩擦熱に強い
・金剛打タイプは耐久性が高い
・ロープが細いと火きり棒への引っかかりが良くなく、空回りしやすい
・ロープが太すぎると弓の木そのものを太くしなければならず、弓全体が重くなり、弓を引くのが疲れる

◎火きり棒は、太さ10mmの八角形の棒で良く乾燥した杉
理由:
・火きり棒が太すぎると火きり板との摩擦が大きくなり、弓を引くのに大変な力がいる
・火きり棒が細すぎると先割れが起きてしまう
・丸棒だとロープが滑りやすく、空回りしやすい
・角棒だと弓を引いて火きり棒を回すとき、カクッカクッと火きり棒が回るため、ぶれやすい
・含水率などの条件によるのと厳密な温度測定が困難なため、ハッキリしていないが、
一般的に木材の引火点は240〜270℃、発火点は400〜470℃と言われる中で、
引火点で言うと、杉240℃、桧253℃、栂253℃、松265℃、欅264℃となっており、
発火点もそれに比例すると思われるため、杉は比較的燃えやすい材である。

目指すは、
誰でも簡単に火が起こせる道具作り、ですな。


2009年10月20日(火曜日)晴れ

ベルトディスクサンダー修理終了!

代引きで注文したニードルローラーベアリングが届くまでの間に、
トマトの雨よけハウス、キュウリネットとネブシ竹を撤去したあと、青豆を全部収穫し、
カボチャ、食用菊などの収穫も。
で、
届いたニードルローラーベアリングを持ってフリー工房へ行き、
早速、ベルトディスクサンダーのローラー修理を。

内径12mm外径16mmニードルローラーベアリング

ローラーにニードルローラーベアリングをはめ込み

ローラーにシャフトを通し、スナップリングでとめ

ローラーをベルトサンダーに取り付け

ようやく、ベルトディスクサンダー復活!

今までのギュルギュル金属のこすれる音がなくなり、メッチャ、軽くベルトが回っており、
ベアリングひとつで、こんなにも快適になるものだと・・・


2009年10月21日(水曜日)晴れ

やっぱり、キレが命、ですな

澄んだ秋晴れに、木々が色づき始め、思わずカメラを持ってお散歩!?。

紅葉(こうよう)&黄葉(こうよう)


砥ぎに出していたバンドソーの刃が届き、早速、刃の交換をし、試し切り。
いや〜、気持ち良いくらいサクサク切れまして、
思わず、アカシアの丸太一本丸々、15mm厚の輪切りにしてしまいました。

アカシアの輪切り
2,3年くらい放置されていた丸太材のため、切り口面の両側から深く割れが入っており、
思ったより枚数が取れず、
さらに、
自然乾燥の際に、割れが入ってしまう恐れも。
で、単なる輪切りより、
斜め輪切りの方が、乾燥の際に割れる確率は少ないが、
斜め輪切りの方が、乾燥の際に反りが大きく出てしまう。

切られた後も木は呼吸をし、反ったり、割れたり、
暴れまくり、ですな。


2009年10月22日(木曜日)晴れ

切り口面の割れ材を

午前中はレンタル用品を洗ったり、片付けたりで、
午後は講堂の掃除や宿泊棟の基礎と壁の隙間!?を埋めるための準備を。

2,3年くらい放置されていたアカシア丸太の、切り口面の両側から深く割れの入った材を、
何かに使えないかと考え、とりあえず思いついたのが、
弓きり式火起こし器の火きり棒押さえにしようと、加工。
割れの入った厚めの輪切り材が、まるで6Pチーズのように!?面白いように手で割れるため、
割った破片をバンドソーとベルトディスクサンダーで形を整え、
火きり棒の太さの穴をボール盤であけた。

割れた形状をそのまま生かした、火きり棒押さえ

割れた材でも、何かに生かせればいいのだが、
発想力・想像力に乏しいため、アイディアが浮かばず…


2009年10月23日(金曜日)晴れ

カボチャミバエ

午前中は、ホームセンターへ買出しやら、
キャンプ場の区画の垣根を荒縄で縛り始め、早々と冬支度を。
午後は、ハロウィン用のオバケカボチャ!?を買いに行き、
カボチャくり貫きの練習を兼ねて、
夜警さんにいただいた、ちょっと小ぶりの観賞用!?赤皮栗カボチャで、試してみることに。
が、
赤皮栗カボチャを切った瞬間、うわっ!っと。

綿・種の部分が変色
なんと、
カボチャの綿と種のところにうじ虫がわんさかわいており、しかも、飛び跳ねる飛び跳ねる!
気になって調べてみると、
カボチャミバエのうじ虫とのことで、実が大きくなる前のカボチャに卵を生みつけ、
種や綿の部分を食べながら成長するうじ虫、とのこと。

綿の中からこんにちは!
種・綿の部分が変色し、少し異臭を漂わせるが
実の部分はそのまま

必死に逃げるカボチャミバエのうじ虫で
平らなところへ出ると
体を丸めて一気に反り、その反動で飛び跳ねる

カボチャを丸ごと買うとき、
へんな汁が出ているカボチャは要注意で、人によってはうじ虫の音が聞えるとか!?


2009年10月24日(土曜日)曇り

建築現場廃材を

一日中、チェーンソーと薪割り機を使って、ひたすら薪作りを。

夜の警備員さんが、
建築現場から幅105mm厚さ45mmの軒に使った杉材の余り・切れ端!?廃材!?を
フリー工房へ持ってきて、それを蜂の巣箱に加工したいとのこと。
45mm厚の材を3枚もしくは2枚に割いて使うのだが、
当フリー工房にはギャングリッパー(材をキャタピラで自動的に送り、縦引きする工作機械)がないため、
バンドソーでひたすら切りまくり。

山のように杉材をリッピング
で、
研いだばかりのバンドソーの刃が切れなくなってきたなと思いつつ、
今度はエンジュの輪切り加工を始めると、不安定だった材に刃が食い込み、
その勢いで、なんとブナの木で作った刃口板が割れ、さらに、下部セリまで割れてしまった。

刃に材が食い込み、割れてしまった口板

下部セリも割れたため、コンパネを加工し、代用
泣く泣く、バンドソーの刃と口板、下部セリの交換を。

なんかここ最近、
バンドソーをかなり酷使しているような気が。


2009年10月25日(日曜日)曇り

基本は興味本位

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収、
午後は、ハロウィン用のオバケカボチャ!?を切り抜き、くり貫き、オブジェへの加工のお手伝いのあと、
宿泊棟の各部屋に石油ファンヒーターを設置し、試運転を。

中だけくり貫き、
あとのデザイン・加工はお任せ

中にロウソクを灯したオバケカボチャ!?
カボチャのお化け!?
「今やんなきゃ、ハロウィン終わっちまうべ」、とせかされ、
「いや、やったことないし、ハロウィンとかに興味ないし、食べ物をオブジェにするなんて…」と逃げていた俺。
ホント、
興味のないことに関しては無関心だからなぁ〜。

なぜか、
ここのところ、ひたすら蜂の巣箱作り用の製材加工でして、
自分の体積!?よりも大きいと思われる材の製材を。

俺より太い!?杉の丸太

バンドソーの最大挽き割り高さが315mmのため
チェーンソーで切り落としてから板材へ加工
ふう〜・・・
一本の丸太が、これほどの板材になるとは

なんかここ毎日、
バンドソーをかなり酷使しているような気が。


2009年10月26日(月曜日)雨

図面で製作のイメージを

午前中は、古びたチェーンソーの替刃を5本、目立てし、
午後は、チェーンソーのメンテナンスのあと、砥いだ替刃で薪作りを。

蜂の巣箱は、来年の春までに作ればいいので、
とりあえず、図面だけ描いてみた。

多段せいろタイプのニホンミツバチ用巣箱の図面
※ 板厚 tは10mm以上で、寒冷地ほど厚い板を使い、断熱効果により越冬しやすくさせる!?
※ 材は杉で、周りをバーナーで焦がし、焼き杉にし、耐久性を高める

わたらせ工芸祭りが来月7,8日のため、
その出展へ向けての第一弾を仕上げるため、オイルフィニッシュ。

ここのところ図面を描かない木工ばかりだったので、
加工手順や必要な材の寸法と数を把握するためにも、図面を描くことの大切さを改めて認識。


2009年10月27日(火曜日)雨のち晴れ

青梅宿アートフェスティバル出展申し込み

ホームページの更新やらパソコンとにらめっこ中に、
ここのところ疲れていたのか、いつの間にか3時間くらいお昼寝。

去年の12月に、初めてクラフトフェア出展したのが『おうめ手づくりいっぱい市』。
おうめ手づくりいっぱい市は通常、1,2月を除く毎月第3日曜日に開催しており、
11月は青梅宿アートフェスティバルと共同開催のため、土日の2日間開催とのこと。
で、
青梅宿アートフェスティバルに出展しませんか?とご案内のお葉書をいただいたため、
出展の申し込みをしてみた。
が、
80店舗以上の申し込みがあった場合、抽選とのことなので、出展できる・できないは未定。

『初心忘るべからず』
ほろ苦デビューの地に再び戻ることにより、原点回帰になればと思う。
…ってか、どこへ出展しても、いつも、ほろ苦く、まっ赤っ赤でしょ!?
と言う突っ込みはスルーで。(笑)


2009年10月28日(水曜日)晴れ

スタンド付総広葉樹舞ギリ式火起こし器完成!

幹小物入れ引出1段バージョンに一回目の拭き漆を塗り、
スタンド付総広葉樹舞ギリ式火起こし器をオイルフィニッシュで仕上げ、完成!
スタンド付総広葉樹舞ギリ式火起こし器のセット内容は、
舞ギリ式火起こし器本体、スタンド、火きり板1枚、火きり棒6本、麻紐約1.5m。

スタンド付総広葉樹舞ギリ式火起こし器セット

火きり板と火きり棒には、火種になりやすい
杉や松を使っているが、それ以外は、
アカシア、アカガシ、ナラ、カエデの無垢材を使い
強度を持たせ、無駄に高級感ある仕上がりに

スタンド

火きり板

火きり棒

麻紐
今までの火きり板の加工は、
ボール盤にドリルビットを取り付けて、深さ5mmくらいの穴をあけていたが、
ボール盤にストレートビット装着高速回転加工することにより、切削面がキレイにそして平らになった。

舞ぎり式火起こし器の、火起こし器としての性能面の完成度は…自己評価で90%と言ったところ。
残りの10%は、
心棒の長さをもう少し長くすることと、
火きり棒の加工精度の向上をどうにかせねば!


2009年10月29日(木曜日)晴れ

空間の立体活用!?

山沿いに霜注意報が出ており、
霜に当たるとガキガキ!?ゴギゴギ!?してしまうサツマイモをようやく収穫。

ベニアズマ、だったような気が…

その後、フリー工房へ行き、
なにやら、来月7、8日に町の林業祭でフリー工房を使うらしく、
それまでに片付けておいて下さい、とのこと。
だんだん片付けが苦手になっているのは事実で、
さらに、
作業工程も中途半端のままあちこち手をつけており、材料が散らかり放題。

足の踏み場もないくらい、
丸太や材・端材を散らかしており…
とりあえず、
乾燥待ちの材は棚に整理しようと、天井からの吊り棚を作り、
そこに輪切り材などをおくことにした。

収納は空間の立体活用…なのか?

物がゴチャゴチャすると整理整頓できない人なので、
必要最低限になるまで、いらない物を片っ端から捨てて、
ようやく、お片づけのスタートライン、ですな。


2009年10月30日(金曜日)晴れ

かんざし作り

今日は一日中、宿泊棟のゴミ・シーツ回収と薪作りを。

わたらせ工芸祭り出展まで、あと一週間に迫ったと言うのに、
優先順位をわざと間違えているのか、わき道へそれて、
弓きり式火起こし器にもスタンドを作ってみた。

乾燥により、割れた切り口面の材から弓きり式火起こし器のスタンド部分へ加工を
で、
さらにわき道それて、
お昼休みに、かんざしって作れますか?と聞かれたのを思い出し、
かんざしってどんな感じだっけ???と、基本的な知識もないまま、
適当に何本か試作品を作ってみた。

デザイン以前に、長さや太さが分からず・・・

自作の簪(かんざし)や櫛(くし)、手鏡とかを専用ケースに入れてプレゼントする、
そういう日が来るのやら、まったく不明で… _| ̄|○ ガクッ

2009年10月31日(土曜日)晴れのち曇り

健康ウォーク&山王茶屋オープン

5km,8km,10kmの3つのコースの健康ウォークの会場となっており、
紅葉の山の中、約130人の参加者達が、景色を楽しみながら歩いていた。

秋晴れの中、軽快にウォーキング

お隣の資料館改め博物館のかやぶき屋根の古民家の裏手に厨房を作り、
古民家をそのまま生かした食堂『山王茶屋』が正式にオープンし、
健康ウォークのゴール地点と言うこともあり、オープン初日は盛大な賑わいだった。

かやぶき屋根の古民家を食堂へ改装

お品書き

ちょっとしたお土産や野菜の物販も

オープン初日は大盛況のようで…
和の古風な雰囲気は最高だが、戸の建て付けなども昔のままのため、隙間風が!
囲炉裏があるのだが、お土産などにすすが付くからと言う理由で、そこで薪を燃やさない方向らしく、
石油ファンヒーターをフル稼働させて暖を取るようだが、それでも寒いと従業員からクレームが!(笑)

古民家は、夏場は涼しくていいのだが、冬は極寒、ですな。

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