今日の出来事 / 木工耕作日誌


木工作家として自営業を営むかたわら、
畑で自給し(12〜3月は雪のため耕作不可)、キャンプ場・コテージでの時給暮らし


2010年2月1日(月曜日)曇りのち雪

ゴールデンウィークの予約、争奪戦!?

今日の8時半から5月のキャンプ場・コテージの予約開始のため、
8時過ぎ頃から電話が鳴り始めていた。
が、
フライングは認めるべきではないため、8時半きっかりまで、電話を無視!
で、
8時半から約40分くらい、ひたすら予約受付の対応に追われ、
午前中いっぱい、予約表の整理と予約確認書の発送準備を。
午後は、社報の表紙用の写真を撮りに、凍った池や氷柱など厳寒をテーマに撮影し、
オンラインで確認できるキャンプ場・コテージの予約状況を更新し、
ふと空いた時間で、作りかけの手提げ金庫にパッチンを取り付けて、完成させた。

強度的に金庫とは呼べないため、
手提げコイントレーとでも名付けますか

硬貨4種類のコイントレーで、
その下にはお札が入る

世の中、早い者勝ちの競争社会だと言うことは認めるし、
多くのリピーターが予約に殺到してくれるのは素直に嬉しいが、
我先に!と言う思考は、ときには危険極まりなく・・・


2010年2月2日(火曜日)晴れのち雪

拭き漆 or オイルフィニッシュ

午前中は、ダメ出しされた社報の表紙用の写真を撮りなおすため、写真素材を求めに林道奥深くまで、
午後は、顧客情報入力やら、事務室にて電話番を。

社報の表紙に求められているのが、季節感あふれる自然で、
俺個人の持つ、身近な厳冬2月のイメージはこんな写真なんだけど、選ぶのは編集者のため・・・

仕上モード突入のため、不ぞろいのトレー約40個と輪切小引出し7個を塗り始めた。
不ぞろいのトレーで、薄い材やちょっとしたヒビ・割れの生じているものには、
漆の接着力・固化力を生かし、木地を固めるため漆を塗り、
その他は、オイルフィニッシュで仕上げを。

一回目の塗装を終えた不ぞろいのトレーたち

ひよこ電球投入の漆室にて、塗装後の乾燥を

オイルフィニッシュは、
一度塗りで仕上がるとは言え、どうしても毛羽立つため、
乾燥後、毛羽取りのサンディングをし、もう一度塗る予定。
拭き漆は、
薄くすり込み→乾燥→サンディング→薄くすり込み→乾燥→サンディングを、
納得のいく仕上がりになるまで(飽きるまで 笑)何度も繰り返す。

一度塗り始めると、キリの良い所まで終わらせなければならず、
木屑・ホコリの舞う作業は一切出来ないため、ひたすら塗りに集中、ですな。


2010年2月3日(水曜日)晴れ時々雪

『そのとき』がきたら・・・の、『そのとき』なのか。

急きょ、ご近所さんのおばあちゃんがなくなり、葬儀へ向けてのお手伝いのため、
午前中は、そのお宅に詰めっぱなしだった。
午後は、
(以下、都合により主語等を伏せさせてもらいます)
詳しく話せば長〜〜くなるので一言で言うと、まずは田と田の土地交換手続きを。
俺自身はそのままで何一つ問題ないのだが、色々な人たちの思惑・利害が渦巻き、
それに巻き込まれるのは勘弁なのだが、放って置いてもネチネチ・グダグダが延々と続きそうで、
三者三様(・・・多者多様)の利を一致させるため、致し方なく・・・。

『誰かに頼む・お願いする、その時点が己の限界』

『他人の文句を言う、その時点が己の無能さを自らさらけ出している』
つまり、自分自身ですぺて解決できれば、そんな必要はない・・・って言うのが持論のため、
決まった以上は文句を言うつもりはなく、早急に手続きを済ませたいさ。
まぁ、
そのときが来たらやろうと思っていたこと(・・・ってか、完全に忘れていたこと 笑)も絡んでくるので、
これを機に、一気に片付けますか。

さてさて、
生まれてくるときは裸1つ & 死んでしまえばすべてがゴミ(笑)・・・なので、
利や欲に執着せず、これ以上は深く考えず、
頭を木工に切り替え、集中!ですな。

2010年2月4日(木曜日)晴れ

安全靴の付随効果!?

最近、冷え込みが厳しく、とうとう、部屋の温度が氷点下。
まぁ、それでも、特に問題なく・・・。
去年までは、自転車での通勤時、寒さでかじかみ、手足の指先の感覚がなくなっていたが、
道路に雪が積もっていないときに、スニーカータイプの安全靴で通勤すると、
安全靴の鉄板が風をさえぎるためか、足の指先はかじかまなくなった。
あまり需要がないのかもしれないが、
防寒長靴の安全靴バージョンがあれば、冬場の悩みの種がひとつ解消しますな。

輪切小引出しの引き出し部分が、乾燥により、パキパキ音を立てて割れ、とんでもないことに!
木粉と生漆を混ぜたコクソで埋めて補修することに。
が、割れが深いため、何度かに分けて埋める予定。

甲高い音を立て、芯からパックリ割れてしまった

コクソで埋めたが、乾くと肉痩せする

割れとの戦い・・・
輪切加工の難しいところですな。


2010年2月5日(金曜日)雪

後継の難しさ・・・

一日中、系列ホテルホームページの手直し作業

事務室にて電話番を。

かやぶき屋根を守る会!?と言う団体さんが、
かやぶき屋根の屋根ふき実演講習を何回か開催するということで、山村道場の講堂を使うことになり、
先日、単管パイプと丸太を屋根の軒に見立て、組んでいった。

講堂内に、仮設の屋根!?を設置
屋根ふきの職人さんもご年配、受講生もご年配らしく、技術継承の難しさを物語られており・・・
『大事をなすには必ず人をもって本となす』とあり、何をするのにも、人ありき。

マガジンラック付ローテーブル本入れ作りをようやく再開で、
ある程度切り出しておいた部材を、加工寸に切り、本立て本体の材料がそろった。
初めは、組み手で組もうと思ったが、
虫食い&耳付のあるがままの材のため、
組み手にしてしまうとA4サイズの高さが確保できないことが判明し、ビス止めで作ることに。

材料を購入できない貧乏工房のため(涙)、材料に合わせ、作るものの大きさを決める。
が、用途に応じた最低限の目的は果たさなければならず・・・。


2010年2月6日(土曜日)雪

部分ごとに組み立て

午前中は、部屋チェック、宿泊棟入り口の階段の雪かき、事務室にて電話番で、
午後は、ロータリー除雪機で除雪作業を。

マガジンラック付ローテーブル本入れ作りの続きで、
今回は、仮組みまで終わってから一気に組み立て、ではなく、部分ごとに組み立てていく事に。

マガジンラック部

文庫本サイズ収納部
ネジを隠すための穴を板厚の半分くらいの深さまであけ、ネジ止めし、ダボでネジを隠し、カンナで平らに。
を繰り返し、マガジンラック部と文庫本サイズ収納部まで組み立てた。

家の中であちこち凍結しており、
トイレが流れなかったり(しかも大のあと  笑)、洗濯機の排水ホース内が凍結しエラーがでたり、
シャワーホースの中が凍っていたり・・・。
お湯を流して少しずつ凍っているところを解かし、とりあえず、解決したが、
水周りの凍結は怖いですな。

素朴な疑問だが、水道のない昔の時代は、どうやって暮らしていたのだろう?
地下深い井戸は凍らないかもしれないが、桶とかに貯めておいた水は、確実に凍るよな・・・。


2010年2月7日(日曜日)雪のち晴れ

混合栓サーモスタッド凍結破損

午前中は、ロータリー除雪機での除雪作業、
午後は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収のあと、
各部屋の給湯器が納まっている扉が、時間の経過と共に反ってしまい、鍵が掛からなくなっているのを直そうと、
各部屋を回っていると、何か音がする!?と思い、風呂場を見ると、なんと、
シャワー付混合栓のサーモスタット側が凍結破損しており、水がものすごい勢いで噴き出していた。
慌てて混合栓の止水栓を閉め、ひょっとして他の部屋の混合栓も!?と思い、全部屋チェックすると、
もう一部屋で同じ現象が起きていた。
って、最低気温が氷点下15℃以下になった2、3日前から破損していたのか?
ともあれ、宿泊客が来る今週末までに交換せねば。

マガジンラック付ローテーブル本入れ作りの続きで、
底板、天板を取り付け、ネジ穴をダボで埋め、本体部分の組み立てが終わった。

最大でA4サイズの本・雑誌が収納可能

あとは、
小引き出しをひとつ作って、全体をサンディングし、塗装、最後に、キャスターを取り付ければ完成ですな。

2010年2月8日(月曜日)晴れ

・・・なんで木屑が詰まる!?

替え刃式の手押し・自動カンナ盤の、自動カンナの真ん中あたりの切削厚さがおかしくなっており、
なんだ?と思い、調べてみることに。
で、
なんと、刃の真ん中あたりに木屑が詰まっており、刃が浮き上がっている状態になっていた!

刃が明らかにゆがんでおり・・・

刃とカンナ胴の間に木屑が詰まっていた
手カンナの場合は、刃と裏金の間にわずかな隙間があると、削りかすが詰まってしまうが、
カンナ刃を押さえるネジはきついくらい締まっており、
この前、刃を取り替えたときに、刃とカンナ胴の間に隙間があったとは思えず、
木屑が詰まる理由が分からない。
で、
一度、このようにゆがんでしまうと、また同じ現象が起きやすくなると思われるため、
この自動カンナを使うのが、怖いですな。

さて、
来週から確定申告期間へ突入するため、そろそろ、その準備へ取り掛からなければ!


2010年2月9日(火曜日)曇り

わかっているけど、仕方なく・・・

サンシンスタンドを納品し(と言っても、ご近所へ)、フリー工房へ。
で、
マガジンラック付ローテーブル本入れの小引き出し作りを。
前板2枚148×148mm、側板2枚185×148mmの大きさの材が必要なのだが、
ちょうどいいワームホールの空いた材がなく、
ワームホールだらけ&耳付の本入れ本体の味!?雰囲気!?を無視し、
木目のきれいなタモ材で、留め切り加工。

ベルトクランプと紐&木っ端で均等に押さえ付け
小引き出し部分を接着している間、
マガジンラック付ローテーブル本入れ本体部分の全体をサンディングし、
オイルフィニッシュし終えた。

ワームホール&耳付の赤松材に、タモ材の引き出しは、明らかにギャップがあり、似合わないと分かっていても、
そうせざるを得ない、
材の選択肢がない貧乏工房の悲しいサガ・・・ですな。 _| ̄|○ ガクッ


2010年2月10日(水曜日)曇り時々雨

マガジンラック付ローテーブル本入れ完成!

キャスターとそれを止めるネジを買ってから、フリー工房へ。
小引き出しにチギリを入れ、サンディングし、ツマミを取り付け、オイルフィニッシュ。
で、
マガジンラック付ローテーブル本入れにキャスターをネジ止めし、完成!

オイルフィニッシュ後の小引き出し

やべぇ〜、小引き出しがミスマッチ!?
とは言え、
まだ乾燥がいまいちなので、そのまま工房内において置くと木屑まみれになってしまうため、
売店・フロントあたりに放置!(笑)

さて、
次は、本関連の作品作り第二段、回転式四面本棚作り、ですな。

2010年2月11日(木曜日)曇りのち雪

負荷の方向と強度


今朝のベストショット!?朝日と飛行機雲

午前中は、いくつかダメだしを食らった系列ホテルのホームページの手直しをちょこっとし、宿泊棟のゴミ・シーツ回収、
午後は、将来的にホームページを作る予定!?の道の駅と高原駅の食堂・売店の写真素材集めのあと、
ウサギの餌の野菜くずをもらいにスーパーへ。

回転式四面本棚製作のための材料切り出しで、
台の部分を丸太から切り出し、棚板にする材をはいだ。

強度を求めないため、単なるイモハギで

木は、繊維・木目に対してどのような力が加わるのか、その向きによって強度が大きく異なり、
例えば、空手の板割りで言うと、
板目の見えている面の板を割るのは素人では難しく、
柾目の板であれば素人でも少しの気合と根性(笑)で割ることができる。

なので、
力の加わる方向をよく考え、木をどのように使うのか、判断しなければならない。
が、
強度を気にしなくていいときは、木目の出具合とか見た目重視で。


2010年2月12日(金曜日)曇り時々雪

なぜかオーガニック関係イベントの打ち合わせ会議に・・・

回転式四面本棚製作のための材料切り出しの続きで、
棚板と側板を寸法長に切り、天板・底板に回転軸の棒を通す穴をあけた。

作業台の上を占める回転式四面本棚の材
これもまた、虫食い、節だらけ、耳付・・・

シンナーで取り除くのがもったいないくらいの
黄金色に輝く、見事なヤニツボ

今月末にオーガニック推進協議会主催のイベントがあり、なぜか俺がそのイベントのお手伝いへ借り出される事に。
イベントの内容としては、映画の上映や、オーガニック関連の書籍紹介、
オーガニックに取り組んできたモデル地域農家さんやその野菜を使っている保育所、役場農林課など農政を交えたリレートーク、
オーガニック野菜を使ったお弁当の販売、試食会、オーガニック協議会会員さんたちの展示・販売・出店などなど。

化学物質過敏症やアレルギーなどで、オーガニックな食べ物でなければダメという人たちだけの問題として捉えるのではなく、
たとえ今は健康でも、このままの食生活や生活環境を続けることにより、将来的にどういった影響があるのか?は、まったく不明なので、
農薬や化学肥料、食品添加物、化学物質におけるリスクを最小限に、と言う啓発的な意味合いが大きいと思われる。

基本的に俺は、持続可能な〇〇と言うテーマで物事を考えるようにしているため、
持続可能な農耕を考えた場合、自生に近い環境が植物にとってのベストと考えている。
手を加えず育つ野草、これ最強!(笑)

では何のために、
農薬や化学肥料を使って生産するのか? 遺伝子組み換えとか品種改良をするのか?
単純に考えると、生産性の向上に尽きると思う。

ではなぜ、
生産性の向上が求められるのか?
限られた土地でより多くの実りを得たいからに尽きると思う。

ではなぜ、
より多くの実りを得たがるのか?
まぁ、所得の向上や飢餓を最小限に抑えたい、食欲を満たすためetc・・・。

食糧難、飢え・飢餓を経験したことのある人は、食べ物のありがたさを知っているはず。
かと言って生産性重視のあまり、安全面がおろそかになっては、元も子もなく、
単純に、農業に従事する者が少ないから、機械化や農薬、化学肥料に頼らざるを得ないのだろう・・・。
とは言え、現実問題、農家の所得が低いのは事実で、そこらへんが難しい。

一人一人が食について、しいて言えば食物連鎖!?について、見つめなおす機会は必要だと思うので、
オーガニックやら地産地消などのイベントを通じて、『食べるとは何か?』を感じて欲しいですな。

農薬だとか、添加物だとか、産地偽装だとか、あーだこーだ文句を言うのであれば、自分で作れ!
本当に食に対して関心があって、事細かに気にするのであれば、自分で作れ!
出来ることをやりもせず、言い訳して行動を起こさない…その興味・関心はうわべだけで、本気で考えていない証拠!
と俺の心の声を高らかに上げて、無言の突っ込み。

ひとつだけハッキリしていることがある。それは、
空きっ腹に不味いものなし!それは、生物すべてに共通、ですな。(笑)


2010年2月13日(土曜日)曇り時々雪

耳付材同士の板接ぎ

午前中は、凍結破損したシャワー付混合栓を新品へ交換し、宿泊棟のリネン準備、部屋チェック、
午後は、宿泊棟の床下換気口が雪で押しつぶされぬよう、コンパネをおっつけ、
高原駅の売店・食堂のホームページ作りを進めた。
見た目重視で見栄え良く作ろうと思い、そのために必要なスタイルシート(CSS)について、
まずはスタイルシートとは何ぞや?と1から、学ぶことに。
まぁ、
これをきっかけに、
このホームページが、『見た目気にしない』&『中身適当』&『駄文の羅列』から脱却できるように、
スタイルシート(CSS)を取り入れて見ようと思う。
が、
それはおそらく遠い将来のこと(笑)。
もっと大切なのは、ホームページのデザインうんぬんよりも、『内容の濃さ』&『ネタの面白さ』だと思うので、
これからも独自の視線で無言の突込みを入れるさ。

回転式四面本棚の側板が二枚足らず、耳付板同士の板接ぎを。
材の耳側の上下に、当て板をクランプでガッチリ固定し、当て板同士をクランプで押さえつけた。

耳をつぶさぬよう、当て板で耳をカバー

技ではなく接着材の接着力に頼っているだけで、
何か、なりふり構わない木工になっている・・・のは今に始まったことではないか。(笑)


2010年2月14日(日曜日)晴れ

アップルピーラー回転式

午前中は、昨日泊まった児童館団体さんがベッドで暴れたためか、宿泊棟のベッドの横木が折れたのを直し、
外れていたクローゼットのスライド兆番を調整、
午後は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収のあと、高原駅の売店・食堂のホームページ作りを。

パックリ裂けてしまったベッドの横木

横木の板厚を18mmから30mmへ厚くし、補修

去年、キャンプ場で採れたリンゴがまだ少し残っており、
もういい加減、どうにかしないと悪くなるので、
アップルピーラーで皮を剥き、アップルカッターで8等分&芯抜きをし、
鍋底が焦げぬよう、ひたすらヘラで混ぜながら、3時間くらい煮詰めた。
大量にリンゴの皮をむいていると手の甲がつってくるので、何かいい方法はないかと、
回転式のアップルピーラーを見つけ、それで皮を剥くことに。
なんと、リンゴ一個当たり1、2秒でスルスルスルッと皮がむけてしまう優れもので、メッチャ楽!

今まで、アップルピーラーは邪道!?のような気がして、避けていたが、
一度その便利さを味わってしまうと、手放せないかも。


2010年2月15日(月曜日)曇り時々雪

棚部組み立て

午前中は、宿泊棟のゴミ・シーツ回収、リネン準備、
午後は、買出しと、ウサギの餌の野菜くずをもらいにスーパーへ。
宿泊棟の洗面所混合栓の泡まつキャップユニットが二ヶ所、凍結破損しているのが見つかり、
市販の泡まつキャップユニットで合うのかと思いきや、それ専用のため、メーカーと型番を調べて注文を。

回転式四面本棚作りの続きで、4面の棚部の組み立てを。

高さが1m近くあり、
思った以上に大きくなりそう・・・
底板の上に棚部を乗せてみると、思った以上に存在感!?と言うのか圧迫感!?があり、
展示・販売のための持ち運びが面倒くさそう。

本をテーマにした展示会!?への出展予定品なのだが、
これを宅急便で会場へ送るのは、微妙ですな。


2010年2月16日(火曜日)晴れ時々曇り

体育館掛時計用カバー作り

宿泊棟の台所のシングルレバー混合栓からチタチタ水がたれていたため、
交換用のシングルレバーカートリッジをネットで注文し、
そのあとは、オーガニック推進協議会主催のイベントの準備のお手伝いを。
スタッフ用のネームプレートを木で作れますか?と頼まれ、
小径木の斜め輪切加工で30枚ちょっと作った。
加工面が真っ平らでは味気ないと思い、そのうち半分くらいは無駄に!?ベルトグラインダーで波紋のような模様をつけ、
首からぶら下げられるよう、紐を通す穴をあけた。
あとの、焼きペンで『STAFF』とウッドバーニングするところは、お手伝いに来た人たちに任せ、
先日、体育館の壁掛時計にボールがぶつかり、落下破損してしまったため、時計を保護するための枠を作りはじめた。

壁掛け時計の枠の図面

時計の見える角度が限られてしまう!?
相変わらず、作り始めると、図面と異なる案が思い浮かび、結果、図面を無視することに。(笑)

意図的にボールをぶつけられない限り壊れないと思うが、
強度を重視すると時刻が見づらく、見やすさを重視すると、枠の強度がいまいちで・・・
・・・ってか、
木工作家なら時計の文字盤とか木で作るべきで、
時間とやる気、ムーブメントがそろったら、時計、作りますか。


2010年2月17日(水曜日)曇り

農業委員会、聞き取り調査のため来宅

自宅で確定申告の準備ををしていたら、
「この前の土地交換の件で、農業委員さんが、詳細の聞き取り調査に行くから、お昼過ぎは家にいる?」
と電話があり、
慌ててリビングを掃除して、お茶の準備をし、あっ、お茶菓子がない!、と急いで、
もち米で玄米おこしを作り、スタンバイ。

玄米のもち米を油で揚げ、
フライパンに日本酒、みりん、砂糖、しょうゆを入れ
煮詰め、カラメルっぽくなる2歩手前で、
隠し味にバターとシナモンを加え、
揚げたもち米を絡めただけのおこし
で、
20分くらい、世間話やら本題の交換する農地で何を作るの?やら・・・。

去年も出展した「群馬の森クラフトフェア」の出展案内が送られてきた。
今回は定数150組のところ、200組の応募があったようで、
先着順で足切りのため、早めに申し込んだおかげで出展できることに。

第10回群馬の森クラフトフェア
開催日時 : 2010年4月24日(土)/25日(日)10:00〜16:00
場所 : 群馬の森公園
詳しくは、こちらのホームページで
http://gcraft.jpbox.net/


2010年2月18日(木曜日)晴れ時々曇り

あれっ、源泉徴収票は?

一日中、家に引きこもって、青色申告の準備を。
まずは、
2009年12月31日現在の在庫から棚卸表を作り、期末商品棚卸高を確定させ、
日々の仕訳日記帳と領収書を照らし合わせ、帳簿内容の確認し、
そこから自動的に売上高や経費などを算出。
あとは、
フリーの会計ソフト!?に入力し、減価償却費の計算をし、所得税青色申告決算書の作成し、
社会保険料控除、生命保険料控除など所得控除額を入力し、所得税の申告内容確認表の作成を。
そこで、
源泉徴収票がないことに気がつき、源泉徴収票の再発行!?依頼を総務課へ。
給与の支払金額は毎月の給与明細から算出できるが、源泉徴収税額がいまいち不明のため、
これ以上の確定申告作業は出来ず、本日のe-tax申告を断念。

相変わらずどこか抜けており、一発でビシッと決められませんな。


2010年2月19日(金曜日)晴れ時々曇り

XHTML+CSS

今月28日のオーガニックのイベントで、看板に使う板を10枚ちょっと作り、

看板用の板
その後は、回転式四面本棚作りの続きで、
棚部のサンディングのついでに、外側をベルトサンダーで波模様にし、
天板・底板をネジ止めした。
文章で書くと数行の作業でも、実際には棚部のサンディングだけでも4時間近くかかり、
フリー工房中が木屑粉塵まみれになり、それらの掃除だけでも2、30分は掛かってしまう。

ホームページ作成の主流になりつつあるXHTML+CSSをちょこっとかじってみようと、
本を買って読んでみることに。
なにやら、
ひと言で言うと、ホームページの構成を
『 HTML/XHTMLで文書構造 + CSSでデザイン化 = WEB標準 』
と言う考え方。

ちなみにXHTMLとは、extensible hypertext markup language(拡張HTML)で、
ホームページ閲覧ソフト(ブラウザ)のシェア争いによって、暴走したHTMLの仕様により、
閲覧ブラウザによって見え方が異なってしまう現象を危惧し、
どのブラウザで見ても形が崩れにくくなるよう、
言語仕様が複雑で巨大になってしまったHTMLの仕様を、
拡張性の高いXML文章も取り込み可能な言語として再定義しなおしたのがXHTML、との事。
そのため、文法のルールがHTMLに比べてシビアになり、
多くのデザインを指定するタグが廃止さている。

ちなみにCSSとは、cascading style sheets(カスケーディング スタイルシート)で、
スタイルシートはひな形を意味し、カスケーディングとは、
スタイルシートで指定されたデザインを読み込む際、あとから指定されたデザインで表示することから
階段状の滝のようなので、カスケーディングと言う。

では、なぜWEB標準が必要なのか?
バリアフリー化、ボーダレス化だと思う。
XHTMLで文書構成だけ記述されていれば、当然、ファイルサイズが小さくなり、
文章部分だけ翻訳したり、音声読み上げしたりしてもサーバーや回線の負担が軽くなると言う、
利用する側にメリットがあり、
例えば、
閲覧用、印刷用、携帯用などをCSSで指定することもでき、
すべてのページのある部分だけ変更、などを一括変換することもでき、
修正・追加が容易で製作側にもメリットがある。

最低限のタグ数で、最大限の見せ方ができればいいのだろう。
・・・つまりは、
費用対効果のようなものが求められている、のか?


2010年2月20日(土曜日)曇り時々雪

草野球の新年会!?

午前中は、宿泊棟の台所のシングルレバー混合栓の水漏れを止めるべく、
取り寄せた交換カートリッジを交換し、本日の宿泊客のために部屋チェック。
その後、
俺の源泉徴収票と、小口現金をもらいに、

系列ホテルのランチバイキングの写真と客室の撮りなおし!?のため、ホテルや本社総務課へ。
で、
その帰りに、
ボールなどがぶつかっても大丈夫なように作った
体育館の壁掛時計枠に入る大きさの掛時計を買い、取り付けた。

ポツンと非常ベルの上に時計を

草野球の新年会!?があり、鍋をつつきながら飲み食いを。
ついでに、一人1万円の部費の徴収があり、
よほど大きな大会まで勝ちあがらなければ、部費が足りなくなることはない。

今年は怪我せず楽しみたいですな。

2010年2月21日(日曜日)晴れ

プラン・・・って言っても、ねぇ

午前、午後共に、宿泊棟のゴミ・シーツ回収で、その合間に、クレセント錠直しを。
錠の中にあるバネが引っかかっている金具の溶接!?がもげ、
それを強引にハンダで固定・・・するも、接着力が弱く、数日で、また壊れるかも。
昨日撮影した写真を使い、
系列ホテルのレストランのホームページの修正案をまとめ、更新の依頼をし、
あとは宿泊プラン、なのだが、こっちのキャンプ場・コテージのプランすらないのに、
ホテルの宿泊プランって言われても・・・。
まぁ、確かに、
WEB予約は24時間対応なので、魅力あるプランがあれば直接集客につながるのは分かるけど、
ホテルの宿泊プランって言われても・・・。

回転式四面本棚作りの続きで、
ネジ穴をふさいだダボの面をサンディングし平らにし、出来上がった本棚の部分に柿渋で下塗りを。

工房内が柿渋独特の匂いに

興味本位の行き当たりバッタリで計画性のない俺に、プランって言葉は右から左へ素通りのようで・・・(笑)


2010年2月22日(月曜日)晴れ

たまたま

午前中は、宿泊棟の壊れたベッドを直すべく、材料の買出し、
午後は、ベッド直しを。

横桟の集成材が折れてしまった

新たにコンパネと2×4材で作りなおした

たまたま友人が工房へ遊びに来て、立ち話をしていると、
ドラム缶を縦に半分にしたタイプのバーベキュー・串焼き用!?のバーベキュードラムを作っている
鉄工職人さん!?が、ここのバーベキュードラムを参考にしたいとの事で、
バーベキュードラムを見に来た。

参考写真:
バーベキュードラムの使用例  岩魚の串焼き
その友人の職場からの依頼でバーベキュードラムを作っている鉄工職人さんで、
ここがこうなってるんです、のような感じで友人と鉄工職人さんがバーベキュードラムを吟味し、
そのまま一緒に帰っていった。
・・・偶然ですな。

回転式四面本棚の台作りで軸棒用の穴をあけ、
棚がスムーズに回転するよう、面付キャスターを埋め込む穴をあけ、
全体を波模様にサンディングし、軸棒を取り付けた。

どっしりと重量のある回転式四面本棚の台

偶然!?必然!?
まぁ、何事も、
いい方向への偶然であればいいですな。


2010年2月23日(火曜日)晴れ

職人の手間をどこまで理解してくれるのか・・・

宿泊棟の壊れたIHクッキングヒーターの修理を試み、
飛んでいたアンペアヒューズと同じヒューズを買ってきて取り付けようと、悪戦苦闘。
と言うのは、溶接タイプのアンペアヒューズのため、半田ごてで取り外し、
取り付ける際、管ヒューズに半田ごてのコテ先をあて、ハンダを溶かして取り付けようとすると、
ヒューズ管内のヒューズにまで熱が伝わり、溶断しかけてしまった。
そのため、管ヒューズに直接ハンダ付けするのをあきらめ、
管ヒューズがはさめるよう、先を丸めた電線を基板に取り付け、そこに管ヒューズをはさんだ。
で、
やっとの思いで管ヒューズを取り付け、スイッチを入れると、一瞬でパンッとまたヒューズが飛んだ。
・・・どこかでショートしているようで、目視ではその場所が分からず、残念ながら俺では修理不可能。
_| ̄|○ ガクッ

はっきり注文を受けたわけではないのだが、
間接的に、表札が欲しい!?のようなニュアンスで言われたため、
切り抜いた文字を張り付けるバージョンで表札を作った。

字画が多いと切り抜きが大変ですな

見積もりを出したわけでもなく、いくらぐらいでとも言われたわけでもないため、
出来たものを実際に見てもらって、
まずは、その表札がいるのか・いらないのか、
で、欲しいのであればいくらぐらいの価値があるのか判断してもらうことに。

物の値段には、ある程度、相場があり、
かつ、
職人の手間を理解してもらえれば嬉しいのだが・・・。

2010年2月24日(水曜日)晴れ

それでも、なんとか生きているさ

もらってきた源泉徴収票を元に、ようやく確定申告に必要な書類を作成し終え、
申告書(所得税)、決算書・収支内訳書、源泉徴収票を電子申告し、
社会保険料控除関係書類、生命(地震)保険料控除関係書類は、提出を省略。
なので、今回は税務署へ行かなくても良さそうである。
まぁ、
大した取引もないのだが、損益計算書と貸借対照表の作成に手間取り、
何とか、貸方と借方の数字が合い、ほっと一安心。
ぶっちゃけ、
昨年と比べ、売上高は約4倍になり、赤字額は去年の半額ほどに減ったが、
去年は、6月開業からの実質7ヶ月間の数字のため、単純に比較できず、
これを明るい兆しと見るのか、微妙なところ。
それでも、
やりたいことをやりながら、
なにかと時間に追われながら、充実した日々が過ごせており、
なんとか一生懸命生きている、つもりさ。

さて、
悩みの種!?である確定申告も終わり、
頭を切り替えて、制作に励みますか。


2010年2月25日(木曜日)晴れ

図面描き & ガラスの発注

珍しく、オーダーが入り、人形を飾るケースを作ることに。
で、
人形のおおよその寸法から、図面を描き、
天板・側板・前板のガラスを発注した。

人形ケースの概略図で、
実際には縁をモールディング加工する予定
図面を描いているだけで、
ガラス取り付けの際、メッチャ緊張するんだろうなぁ、とか思い・・・

街内でレストランをやっている人から、幹宝石小箱を3つほど飾りたいと言われ、
今は、そこにあるだけしかないので、と待ってもらうことに。

いっぺんにできることは限られているし、どうあがいても一日は24時間なのと、
どんな生き物も栄養と休養をとらねば生命活動を維持することが出来ないので、
自身の生産能力を上げる、それ以外、他に方法はなさそうですな。

2010年2月26日(金曜日)雨

回転式四面本棚、完成!

昨夜は、SDカードリーダーが逝ってしまい、
今日は、酷使しすぎたためかハンディタイプのベルトサンダーの伝動ベルトが切れてしまい、
まとめて、3本ほどネットで注文。
不思議と壊れるときは立て続きに壊れるもので・・・。

伝動ベルトが切れてしまい、ベルトの周長が254mm
歯数50、幅7.9mmとベルトの形状から
型番が100XL031だと分かった

嫌な流れを引きずらず、気を新たに、
明後日行われるオーガニックのイベントで使う看板用の板を新たに3枚作り、
表札が欲しい!?のようなニュアンスで言われて作った表札の名前の部分に、カシューの黒で塗り、
お子さんの連名用のおまけの板を、表札の下側に麻紐で結び、完成。

回転式四面本棚全体を最終仕上塗装前の毛羽取りをし、オイルフィニッシュ。
で、キャスターを取り付けて、ようやく、回転式四面本棚が完成した。

回転式四面本棚

次の幹宝石小箱シリーズ作りの準備として、
幹を半分に割き、乾燥させることに。

いくつかは、杢がキレイに出ておりますな

木工作業に集中しだすと、一瞬で時間が過ぎますな。

2010年2月27日(土曜日)曇り

いただいたアイディアで

午前中は、宿泊棟のビルトインタイプのIHクッキングヒーター取り付けのあと、
凍結破損した、シャワー付サーモスタッド混合栓と洗面所の泡まつキャップユニットを交換し、
今日の宿泊客のための部屋チェック。
午後は、明日のオーガニックのイベントで使う看板用の板を新たに2枚作り、
その後は事務室に引きこもり、
系列ホテルのホームページの修正案をまとめ、ホームページ委託管理業者さんへ、内容更新依頼のメールを送信し、
高原駅のHP作成の準備をちょこっと進めた。

定番商品!?の小物入付幹置時計の新バージョン!?を作ろうと、バンドソーで幹を荒切り。

切り出した幹

引き出しにする部分を切り抜いた
四隅を角丸で切り抜けば、横に抜け落ちることはないということを、イッツマイン工房の佐藤さんから教わり、
その加工方法を太目の幹で大胆にやってみたく、
かつ、
引き出しにする部分を切り抜く際、
約3度の角度を付けて切り抜き、反対側へは抜け落ちないようにした。

自分の頭だけで考えられることは、限られているため、
書籍や他の人のアイディアを自分なりに生かせるよう、そこからひと工夫を、ですな。


2010年2月28日(日曜日)雪のち曇り

南会津のちからこぶ2010

南会津のちからこぶ2010というオーガニック推進協議会主催のイベントのお手伝いに借り出され!?、
会場へ直行。
俺の名目上の役割は記録係との事で、ようは会場内の様子を写真に収め、
あとは、人手の足りていないところのお手伝いを。

看板やらポスター!?など有志による手づくりで

今年度の取り組みを紹介する展示コーナー

食会の皆さんがオーガニック食材で昼飯作り

ほぼ地元産のオーガニック昼飯(500円)

大盛況のオーガニック昼飯

上映された映画『未来の食卓』

オーガニック関連の書籍販売

オーガニック食材の物産販売

オーガニックの定義はさまざまなので、完全無農薬とか細かいこと!?を言うのではなく、
有機的なつながり・顔と顔の見える信頼関係を、食を通して見直す意味合いが強いと思われる。

オーガニック食品は値段が高いと言うのが一般論だが、
農薬や化学物質がもたらす健康への悪影響、それによりかかる医療費を考えると、長い目で見た場合、はるかに安い、
と言う認識を持っている人は、果たしてどれくらいいるのだろうか?
まぁ仮に、
オーガニック食材だけ食べていても、医療費はかかるのだが、
未病と言う観点からは健康へのリスクが少ないのは事実。

一人一人が『食』とどう向き合うのか? を真剣に考えるべきだと思う・・・。


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