今日の出来事 / 木工耕作日誌


木工作家として自営業を営むかたわら、
畑で自給し(12〜3月は雪のため耕作不可)、キャンプ場・コテージでの時給暮らし

2009年3月1日(日曜日)雲り時々晴れ

雪ウォーク

第一回雪ウォークが、民族資料館・山村道場周辺を会場に開かれた。
今までは、歩くスキー・クロカンのイベントが行われていたが、
クロスカントリー人口の減少や積雪量に左右されやすいため、
もっと手軽・身近に雪を楽しんでもらえるよう、雪ウォークと言う形へイベント内容を変更。
で、
告知や準備が遅れたこともあってか、定員!?の四分の一程度の参加者。


スノーシューやカンジキなどを持ってスタート
約3.5kmのコースのうち、半分以上は雪のない道

民族資料館のかやぶき屋根の建物の中で
参加者達に豚汁や甘酒が振舞われた

昔ながらの木箱型のソリ

ミニミニ雪だるま、上手に作れました!

まぁ、何事も第一回と言うのは手探りのため、
良かった点(民族資料館のかやぶき屋根の建物を使っての軽食、ちょっとした体験)や、
改善したほうがいい点(参加費大人1000円子供700円が微妙!?)をはっきりさせ、
次回の開催へ役立てて欲しいと、第三者的な客観的で無責任(笑)な意見。


2009年3月2日(月曜日)晴れ時々曇り

ガスケットロープ補修

鋳物薪ストーブのガスケットロープが剥がれ、それを接着する耐火セメントを取り寄せた。
で、
ガスケットロープの溝のサビや汚れを落とし、きれいにしてから、
少量の耐火セメントを溝に塗り広げ、
ある程度伸び縮みするガスケットロープを、最も縮めた状態で溝に押し付けてはめて、
余った部分をハサミで切る。
その後、ドアを開けたまま丸一日放置し、
耐火セメントを完全に固めるため、30日以内に薪ストーブに火を焚き、固化させる。

ホームセンター勤め時代、
2、3回使っただけでガスケットロープがはがれた!と言うクレームを経験し、補修したことがあったため、
耐火セメントでガスケットロープの接着をするときは、下地調整から接着、固化への過程をちゃんとするべき、と認識。

そこらへんは消耗品なので、メンテナンスや補修をしてあげれば、
何年も使えるさ。


2009年3月3日(火曜日)曇り時々晴れのち雪

元気が一番

昨日補修した薪ストーブのガスケットロープの耐火セメントを完全に固化させるため、
火入れを。
で、
部屋が暖まった頃、約三ヶ月ぶりにバリカンとスキバサミで散髪を。
バリカンで横と後ろを刈り上げたあと、前と上をスキバサミでざくざく切り落とし、
鏡を見ながら、手触りで確認しながら、適当に。

まだ風邪の症状がひどく、節々にだるさが残っており、
たまたま、
昨日今日と予定していた野暮用がすべてキャンセルとなったため、自宅療養。
鼻にティッシュを詰めないと鼻水が垂れて垂れてどうにもならず・・・

不健康になって初めて健康の喜びを知るものだと、実感。


2009年3月4日(水曜日)曇り時々晴れ

今を精一杯生きる

職場の年配の同僚が一昨日、脳内出血で倒れ、現在も集中治療室にいるとのことで、
えっ!?と唖然としてしまった。
普段から血圧が高く、たまに調子が悪くなるような話はしていたが、
朝出勤する前に突然倒れ、救急車で運ばれ、
出血を取り除く手術は無事成功したけどまだ意識が戻らなく・・・。
意識が無いとかそういう話を聞くと、
生き物が生きているだけでも奇跡のように思えてしまう。

勤務時間中は、新しく作っているキャンプ場の区画表示板に
防腐・防カビ・防虫材入りのステインをひたすら塗り、
勤務時間後は、ルーターテーブルを使い、
頼まれごとのデスク・サイドデスクの引出しの部材に底板をはめる溝を掘り、
底板を切り出した。

突然、何が起こるかなんて誰にもわからないため、
出来ることを出来る限りやり、そして、日々を精一杯生きようと思った。


2009年3月5日(木曜日)晴れ

引き出し作り

頼まれごとのデスク・サイドデスクの
引き出しの部材一つ一つに手カンナで仕上げ削りをし、
組み手に木工ボンドを塗って、引出しを組み立て、クランプで固定を。
友人が工房へ来てくれ、
たまたま、騒音もホコリもひどくない手カンナでの仕上げ削り作業だったため、
雑談をしながら、続きを進めていた。
で、
木口を削るとカンナ刃の切れ味が一気に落ちるため、木口削りは後回しにし、
木端、板目から削った。

見ていて、
刃研ぎより、カンナ削りのほうが面白いのかな?と勝手に思い込み、
刃研ぎを後回しに…。


2009年3月6日(金曜日)曇りのち雨

カンナ刃の裏出し

街内でちょっとした用足しをしてから、フリー工房へ。
で、
なんだかんだと刃を研ぐ機会が増え、いつの間にかカンナの糸裏がコンマ数ミリくらいしかなく、
急きょ、裏出しを。

大変見づらいが、切れ掛かっている糸裏

割れや欠けを防ぐため、カンナ刃を暖める

金床の角に押し当て、刃先を叩かぬよう気を付け
金槌で裏出しを

ダイヤモンド砥石→中砥→仕上砥石へと
ひたすら研ぎ、約3mmくらいの糸裏へと復活!

訓練校時代は裏出しだけで半日くらいかかった記憶だが、
要領が良くなったのか、いい意味での手抜き!?なのか(笑)、
裏出しと研ぎを合わせて一時間半くらいで終らせてしまった。
そして、
これを機に、砥石のひずみも直そうと、砥石の凹面をコンクリの床でガリガリ削ったあと、
平面の基準となる水平な台である定盤を持っていないため、
比較的平面が保たれているダイヤモンド砥石の上に耐水ペーパーを置き、そこで中砥石を平らになるまで削った。
相変わらず、
あるもので何とかしよう主義のため、『それなり』以上の結果が出せないのだろう…
その後は、
ひたすら、天板の固定と引出しの仕込み作業を。

今回のサイドデスク引き出しに使うスライドレール
2ヶ所から取り寄せたため
色違いだけど、取付幅等のサイズが同じで助かった

高さの違う4つのサイドデスク引き出し
基本的に、幅と奥行きは同じで、高さは、
本体の組上がり寸法から現物合わせで採寸を

サイドデスク天板固定

デスク天板の固定
反り防止のため、ほぞとほぞ穴を加工を施し、
木工ボンドを塗り、クランプでしっかり接着

珍しく、2日連続で来客!?で、
今日は、お隣の民族資料館の人がフリー工房へ来て、工作機械を使わせてくださいと。
で、
半分に割った竹をつかって、持ち手とゴムをつけ、パチンコのような物を作ろう!
と言うイベント!?をするらしく、
その材料を加工して行った。
「充実した木工設備ですね。」のようなことを言われ、
「いや、まだまだ必要な木工機械がたくさんありまして・・・」と、現状に満足していない俺。

もし、
ありとあらゆる木工機械がそろっている工房や施設があるのなら、
一度は見学したいですな。


2009年3月7日(土曜日)雪のち曇り

引き出しの仕込み

今日宿泊されるお客さんのために、宿泊棟の部屋の電灯やリネンなどをチェックし、
入室したときに『寒っ!』と思われぬよう、チェックインの数時間前に暖房を入れている。

珍しく、3日連続の来客!?で、
今日は、俺がお手伝いへ行っている木工作家さんが工房を移転した際に余った、2×4材を持ってきてくれた。
俺の説明不足で、名刺に書かれている自宅の住所へ行ってしまったとのことで、
一時間くらい迷わせてしまい、大変申し訳なく・・・。

頼まれごとのデスク・サイドデスク作りで、
スムーズに引き出しが開閉するよう、カンナで微調整をし、ストッパーを付け、
ようやく引き出しの仕込みを終えた。

幅900×奥行き600×高さ720mmのデスク
このあと、天板と取っ手以外は白色に塗る予定

今は引き出しがスムーズに開閉するが
塗装のあと、どれくらい暴れるのか、なんとも言えず…

残るは、全体のサンディングと仕上げ塗装のみ、ですな。

2009年3月8日(日曜日)晴れ時々曇り

携帯電話の使い方、分かんねぇ〜!

今日は、出勤者が俺ひとりしかおらず、その場合、基本的には事務室に引きこもって電話番なのだが、
事務室を離れる用事があるときは、
携帯電話への転送サービスを使い、電話に出られるようにしなければならない。
が、
俺、携帯電話を持っておらず、しかも、数えるほどしか触ったことがないため、
使い方がまったくと言っていいほど分からない。
で、
チェックアウト後の客室のシーツやゴミ回収をしに事務室を離れるため、
携帯電話への転送サービスを開始したまでは良かったが、
宿泊棟前をワゴン車で運転中に携帯電話がなり、車を止め、電話をとるも、すでに切れていた。
あとで着信履歴を見ればいいか、と思いいじってみるも、あれっ!?どうやって着信履歴って見るの???状態。(爆)
見慣れぬボタンの配置とマークに、しばらく悪戦苦闘し、ようやく見つけた着信履歴だが、
見慣れた電話番号にまたすぐかかって来るのだろうと・・・。

身軽気軽手軽を好むため & 音信不通の似合う男(笑)でありたく、
どうしても携帯電話を持つことに抵抗感があり、使い方を覚える気すらない。
携帯電話がなくて困ったことなど一度もないのだから、
俺には必要のない物なのだろう・・・


2009年3月9日(月曜日)曇り

工房移転お手伝い第三段初日

コンクリートドリルビットなど、今回の作業に必要と思われる備品を買い揃えてから、
工房移転のお手伝いへ。
概設の三相200Vのコンセントが使えるよう、分電盤内にノーヒューズブレーカーを取り付け、
これで動力電源三相200Vの分電盤配線は終了。

ナイフスイッチからノーヒューズブレーカーへ
変更し終えた分電盤
で、
100Vのコンセント新設のため、振動ドリルで壁に穴をあけようと準備をしていると、
今日はここまでにし、続きは明日、朝一からと言うことで、茶店で一服。

個人でやっている方々を含め木工業界は狭いのか、
あの方とお知り合いなんですか?的な会話に、意外なところで接点があるのだと・・・。
あちこち顔を出すことにより、少しずつだけど、人脈が広がっているのかな?


2009年3月10日(火曜日)曇りのち晴れ

工房移転お手伝い第三段2日目

まずは、Φ10mmのコンクリートドリルで壁に穴をあけ、
車庫工房の分電盤から反対側の本館!?へ配線をし、コンセントを新設し、
工房に40Wの直管灯を3灯増設するのと釣り下げタイプのコードリール用の差込口を取り付けるため、屋内配線を。
で、
天井の梁をはわせる配線準備がひと段落したのちに、
新設分の直管灯の器具を買いに行き、取り付けた。
その他にも家具設計の図面を引く場所にも明かりが必要と言うことで、
4階の製図版の上にも、直管灯の器具を取り付けた。

コンクリートビットの長さよりも厚い壁のため、
壁を斜めに貫通させ、コンセント新設の配線を

吊り下げ式のコードリールと、新設分の直管灯器具
壁と天井を張る前に何とか配線終了

もともと車庫!?倉庫だった空間が、木工房へと徐々に姿を変え、見違えるほど明るくなり・・・。


2009年3月11日(水曜日)晴れ時々曇り

工房移転お手伝い第三段3日目

昨日の段階で配線関係は9割方終わったこともあり、
成分献血、買い物をしてから、工房移転お手伝いへ。
概設の3相200Vのコンセントへプラグをさした瞬間に、
主幹ブレーカーが落ちる現象を直すためネジを外して見てみると、
白線(中線)と緑線(アース)が逆に接続されており、
接続をし直し、動作確認を兼ね、ボール盤で回転の向きを確かめたら逆回転だったため、
今度は、赤線と黒線の2線を入れ替え、正回転に。
で、
壁張りをチョコっと進め、工作機械用の分電盤をネジ止めし、キリの良いところで切り上げ、
終電で自宅へ帰宅。

もう、今月は俺の連休がないため、工房移転のお手伝いへ行くのは難しく、
もし、今度行くとしたら、工房の稼動祝いか(笑)

2009年3月12日(木曜日)晴れ

ポケットに穴が!

雨カッパの内ポケットに家とフリー工房の鍵を入れており、
山村道場のウサギ小屋へ餌をあげ、フリー工房へ行こうとしたとき、「あれ!?鍵がない!」と気が付いた。
で、
家の鍵をかけたあとからの記憶をたどって、どう考えても内ポケットに入れたぞ!と、
雨カッパの内ポケットを探ると、なんと内ポケットに穴が開いており、
「こりゃ、昨日の夜から降り出した雪のおかげで、落としたときの音に気が付かなかった。のか!!!」
と凹み、MTB通勤中に落としたのであれば完全にアウトだなと、さらに凹んだ。
で、
「ポケットに穴があく、もしくは広がったときはいつだ?」と考え、もしかして、
「キャベツのダンボール箱を抱えて、ウサギ小屋へ行ったときか?」とダメもとで、
正面玄関からウサギ小屋へ、鍵を探しながら雪の上の足跡をたどって行くと、
ウサギ小屋の引き戸のところに鍵が落ちていた。
危うく、自宅へ不法侵入!?するハメになるところだったわい。(汗

縫い目から雨が入らないよう、シームレスタイプのカッパのため、
ポケットの底も、裾上げテープ!?のような感じでとまっており、
そのボンド!?接着剤!?の接着力がなくなったという事は、同様に他の箇所もそうなる恐れが・・・。

2009年3月13日(金曜日)晴れのち曇り

もしかしたら、三相200V2.2Kwタイプの昇降盤を譲ってもらえそうなので、
毎月一回、電気設備の点検に来ている方に、電源はどうした方がベストか?の相談を。
で、
単相200Vからインバータをつないで三相200Vへ変換するのが、
一番簡単で、設置費用も安く済むと言う結論に。
幸い、分電盤から壁一枚はさんだ隣がフリー工房のため、配線距離自体は数メートルで済むのだが、
手動でブレーキをかけて昇降盤の鋸刃の回転を止める際に、
モーターの回転数の減速変化にインバーターがエラーを起す可能性が高いとのこと。
まぁ、
俺はインバータを実際に使ったことがないため、
どのような特徴があるのか分からんし、気をつけなければならないことも分からんので、
詳しく知っている人の意見を参考にさせてもらえるのは助かる。

今日は、キャンプ場の区画表示板の色塗りで、
オートサイトの区画番号には白色の塗料で塗り、フリーサイトの区画番号を薄緑を塗った。
あとは、一方通行用の矢印を赤色で塗れば、表示板そのものの製作は終了。

頼まれごとのデスク・サイドデスクの仕上げ塗装が、
急きょ、透明のオイルフィニッシュへと変更になり、引き出しとデスク本体を塗り仕上た。

色に関しては、
使う人の好みや、部屋の壁の色やインテリアとの調和の問題なので、なんとも言えず、
ましてや、
自分の考えを押し付けることは、作り手の自己満足になってしまうため、
使う人の意見を尊重するさ。

2009年3月14日(土曜日)雨のち雪

合うたびに、雪…!?

木工科時代の友人夫妻と、その親戚さんが、うちへ遊びに来た。
で、俺の勤務先兼木工房へ見学に行くと、
ちょうど、工房移転のお手伝いへ行っていたところの木工作家さんが、
新工房に置ききらない広葉樹の木っ端を、フリー工房へ持ってきてくれて、
運良く、ご対面。
しばし雑談のあと、木工作家さんはそのまま帰られ、
友人夫妻御一行と俺は、大内宿、塔のへつりとお決まりの観光コースをまわり、
その後、温泉へ行き、自宅で晩飯兼宴会を。

前回、その親戚さんと会ったときも雪で、今回も雪。
まぁ、
時と場所によって天気は変わるものなので、たまたま、そういう時もあるさ。


2009年3月15日(日曜日)曇りのち晴れ

旗門係

急きょ、シャイアントスラローム大会の旗門係を頼まれ、
昨日泊まられた友人夫妻御一行を家に置いて、俺が見送られる形で、朝7時25分発の従業員バスに便乗し、スキー場へ。
初めての旗門係りで、何をどうするのかまったく分からず、旗門係のミーティング!?で説明を聞き、
コース上の旗の間を選手が反則なく通過しているのか?の確認なのだとようやく理解。
で、
初めてと言うことを考慮してもらい、コースアウトの心配の少ない、スタート直後の3、4番目の旗門担当に。
おかげで、200人近くが滑ったが、俺の担当場所で転倒も旗門不通過もなく、終わった。

昼前から晴れて、
日差しがゲレンデに反射し、まともに目を開けるのが辛く、良く見えてなかったが、
それでも問題なく…。


2009年3月16日(月曜日)晴れのち曇り

デスク・サイドデスク完成!

オイルフィニッシュをし終えた、
頼まれごとのデスク・サイドデスクの引き出しに取っ手を付けて、
サイドデスク引き出しにスライドレールを取り付け、
もう一度引き出しのしまり具合を確かめ、本体にぶつかる場所をカンナで削り、
軽くペーパーをかけて、その部分を再びオイルフィニッシュ。
で、
脚底に傷防止用としてフェルトを張り、ようやく完成!

天板も無垢板のほうが良かったんでねぇか?
と突っ込まれたが、予算の都合上、
タモ集成材となってしまった

デスクの引き出しは左右反対にすると入らず、
少し凹んだが、スライドレールの引き出しは、
開閉がスムーズ

引き出しの底板と、サイドデスクの側板・裏板は、ベニヤ板。
せめて、サイドデスクの側板くらいは、自作でツキ板にするべきだったのか!?


2009年3月17日(火曜日)雪のち晴れ

杭棒作り

オートサイト内の一方通行用の立札矢印に赤色を塗り、
立札用の杭棒つくりを延々と。

一方通行用の立札

杭棒作り
杭棒として使う分だけ、頂いた釘付きの2×4材の釘を抜き、
バンドソーで半分に縦挽きし、
10度くらいターンテーブルを回し、スライド丸鋸で杭先を切って行った。
が、
切断の際、少しでも杭材が不安定だと、スライド丸鋸が杭を噛んでしまったり、
一度噛むと、丸鋸の回転軸が微妙にグラつく印象で、危険度と恐怖度が増す感じ。

勤務時間終了後に、頼まれたプランター台付き郵便受けの製作に取り掛かった。

頼まれごとが続くのは嬉しい限りですな。

2009年3月18日(水曜日)晴れ

春を感じるときって、どんなときですか?

段々暖かくなって来たためか、
ウサギ小屋のうさぎが抜いた毛を集め始め、巣作りを始めた。

匂いをかいで発情しているのか確かめ

背後からヒョイっと襲い掛かるも、不発!?(笑
いや〜、なんか自然の営みから春を感じますな。

宿泊棟の各部屋の回し戸の丁番ネジが何本もゆるんで飛び出しており、
ドライバーで締め直しても、ネジが空回りしている状態。
なので、同じ太さでもっと長いネジを使い、丁番を再固定。

勤務時間後、プレゼント用にちょっとした小物を作り始めた。

輪切りや幹にフォスナービットで穴を開けたりし、
最小限の加工で、サクサクッと

まぁ、
加工そのものはとても簡単なので、
自然の織り成す『あるがままに』と言う名のデザインをしないデザインで(笑)。


2009年3月19日(木曜日)晴れ

人事異動と共に

隣の民族資料館の移築古民家で食堂を始めるらしく、その食堂の指定管理社となったためか、
4月1日付けの人事異動で、2、3人くらい山村道場へ来ることに。
それに伴い、誰がどの机に座るのか?という事務室の机の位置争いが生じ、
机の中身とパソコンの移動を。

計3台のPCを移動することになり、
なんだが大掃除みたいに・・・

宿泊棟の内線やISDN回線などの他に、電話線と
LANケーブルなど、とにかく線だらけ

勤務時間終了後に、頼まれたプランター台付き郵便受けの続きで、
底板と側板をハーフブラインドダブテールで組み、あとは、ネジ止め。

ハーフブラインドダブテール(Half blind Dovetails)
和名だと、包みアリ継ぎ

ありあわせの材で作っているため、使っている樹種は
タモ、アカガシ、桂、ナラ…だと思う

いや〜、ネジ止めだと、加工・組み立てがメッチャ早いですな。


2009年3月20日(金曜日)雨のち曇り

前からも上からも

スパイクタイヤ装着MTBのタイヤ交換をし、
丁番とインパクトドライバーで使う6.35mm軸の、小ネジを締める+@のビットを買ってから、フリー工房へ。
頼まれごとの、プランター台付き郵便受け作りの続きと、小物を作りの続きで、
郵便受けは、回覧板よりも一回りくらい大きいものを上から入れられるよう、屋根も開閉できるようにし、
郵便受けの脚兼プランター台を加工し、組み立て、
丁番やキャッチ、ツマミを取り付け、開閉確認まで終えた。

郵便受けの脚兼プランター台は、ほぞ組みで

意味もなく、郵便受けには6種類の樹種を使用

上の屋根を開けた状態

さらに、前扉を開けた状態

上から出し入れすれば、B4サイズ(257mm×364mm)対応可能だけど、
通常の郵便物で、B4サイズはほとんどないよな。


2009年3月21日(土曜日)晴れ

一周忌

ハトコさんの一周忌の法要があり、念仏、塔婆立て、会食を。
で、帰宅の後、
玄関前の雪囲いを取っ払い、プレゼント用小物の仕上げを。

例えば、
代引き商品の荷物が届くなど、自宅にいなければならないときは、
自宅で出来る小物作り・仕上げ作業をやるようにしており、
今日はこんな感じに小物が仕上がった。

各種、小物入れ・小物置き

使い方は、『貴方のアイディア次第』

花瓶の台!?鉢皿!?鍋敷き!?

どのように使うか? それは、使う人におまかせできるけど、
一つ一つの名前と売価は俺が決めなければならず・・・

2009年3月22日(日曜日)雨時々曇り

丁番とキャッチのみの購入

お客さんがチェックアウトしたあと宿泊棟のゴミ・シーツ回収と事務室にて電話番のパターン。
ゴールデンウィークのオートキャンプ場の予約の問い合わせが3、4件あり、
いずれも、5月3日と4日は空いていますか?・・・と。
が、もうすでに埋まっているため、丁重にお断りし、
さらに、8月の予約をしたいと言う電話があったが、3ヶ月前から予約開始と言うルールのため、
こちらもお断りを。

頼まれごとのプランター台付き郵便受けの組み立てが終わり、ネジ穴にパテを埋めた。

ありきたりなポスト、ですな
このあとは全体をサンディングし、屋外用の塗料を塗るだけ。

結局、プランター台付き郵便受け製作のために買ったものは丁番とキャッチのみ。
有り合わせで何とかなるもので・・・。


2009年3月23日(月曜日)晴れ時々曇り

『漆』で出来ること

頼まれごとのプランター台付き郵便受けに、屋外用防腐・防カビ・防虫材入り塗料を塗り、仕上げた。

直射日光や風雨による劣化に
どの程度の対候性があるのやら…

群馬の森クラフトフェア出展へ向けての小物作りに取り掛かり、
手始めに、展示用の階段什器つくりを。

小物展示販売用の什器に使用予定

木工に携わっている中で、漆の用途は広く、知れば知るほど漆の可能性に魅力を感じる。
例えば、
木生地の固化や、漆の接着力、乾燥していればる何にでも塗れる仕上げ塗料etc…
木工加工の際、どうしても割れや欠けなど失敗することがあり、
今までは、致命的な加工ミスをした場合、それらを捨てていたが、何とか捨てずに生かせないか?と考え、
漆で補修を試みてみた。

不定形な材のため、フォスナービットで穴を開け、
皮をグラインダーで剥いでいたら、
木の薄い所に穴が生じてしまい・・・

穴の部分に漆で布を貼り付け

内側も同様に、漆で布を貼り付けた

漆接着剤の作り方は、
小麦粉(中力粉か強力粉)に少量の水を加え、漆(下地生漆)と練りあわせる。
このときのおおよその割合は、6(小麦粉+水):4(下地生漆)で、
漆接着剤は、保存・作り置きが出来ないため、使う量だけその都度作ること。

木に布パッチをあて、漆で仕上る・・・
それがデザインを兼ねれば、面白いかも。


2009年3月24日(火曜日)晴れのち曇り

俺自身が単純だから・・・!?

コテージのトイレのスリガラスがズレ落ちていて、用を足す際、丸見えなんですけど…
と、宿泊客に言われ、その補修を。
で、見てみると、
ガラスを押さえている枠が手前に外れかかっていただけなので、
押さえの枠を押し込み、外れぬようネジ止めし、終了。

平成13年にオープンした山荘(コテージ)とオートキャンプ場及びユースキャンプ場なのだが、
少しずつガタが来ており、その都度、あちこち補修している感じ。

群馬の森クラフトフェア出展へ向けての小物作りで、
ありきたりな輪切りの材から、コースターっぽいものを作り始めた。

とりあえず、コースターっぽく作る予定で、
割れのある材をどうするか思案のしどころ

俺自身と同じく、作るものも単純でして・・・。

2009年3月25日(水曜日)曇り

いつでもいいよ、と言ってもらえるのは助かる

街内でいくつか用足しをし、以前の職場のホームセンターで買い物をした際、
ちょっと待って、と声をかけられ、
何かのキャンペーン品だったのかインパクトドライバーで使う6.35mm軸用のドライバービットや
古いランダムサンダー用の換えのサンドペーパーなど、もし、いるのであればあげますよ、と
棚卸除外品で処分に困っていた物を頂いてしまった。
使う人にとってはありがたいが、まったく必要としない人にとっては邪魔であり、
必要・不要によって物の価値が変ってしまう不思議さを実感。
その後は、
友人に頼まれたボックスの図面描きを。
急ぎではないので、いつでもいいよ、と言われたため、お言葉に甘え、
群馬の森クラフトフェア出展へ向けての小物作りが終わってから製作に入るつもり。

いくつも同時に出来るほど、要領がよくないのと、
急いで、慌てて作っても、ろくな事がないため、
いつでもいいよ、と言ってもらえるのは気分的に助かる・・・。


2009年3月26日(木曜日)晴れ時々曇り

ラジアルボール盤購入

フリー工房で自分のやりたい木工工作に必要な工作機械はある程度そろえたが、
まだまだ必要と思われる工具・機械もあり、
自分の中で優先順位の高かったラジアルボール盤を購入してしまった。
今までは、角のみをボール盤のように使っていたが、
ふところ深さが足りないところは、手持ちドリルで穴を開けていたため、正確な加工ができていなかった。

ラジアルボール盤
重量約40kgのため、丈夫で倒れない
台を急きょ自作
ボール盤の台にキャスターと引き出しを付け、ドリル・ビット関係を引き出しの中にしまえるようにしたいね。

木耕家の売上をそのまま設備投資にまわしており、
次の購入予定品は、スピンドルサンダーなので、それ相応の売上を作らねば!

2009年3月27日(金曜日)曇り

倫理観の違い・・・!?

(都合により主語や固有名詞等は伏せさせていただき、
曖昧で抽象的ですが、気にしないで下さい。 笑)

人間社会の中で人々はトラブルなく円滑に生活が送れるようルールを決め、
その決められたルールと自身の考え方を元に、良し悪しを判断し、行動をしている。
が、
解釈のしかた次第では、どっちとも取れる場合・どっちつかずのグレーゾーンが存在し、
抜け道があったりもする。
となると、
どこまでが許容範囲なのか?は、その人の価値観・倫理観しだいなのだろう。

もし、
お互いがもめるようであれば、中立の立場の第三者に意見を仰いだりし、解決の手段を探る。
みな自分が間違っていないと思うから、対決姿勢をとるわけであり・・・。

自分にも他人にも甘い!?俺は、何事も『それくらいはいいんじゃないの?』と楽観視しがちで、
それゆえに、生じるトラブル!?がなきにしろあらず。
たとえ、
良かれと思っての行動であっても、その行為が、誰かの意図やあるルールに反していたりするケースもあり、
自分の中ではぎりぎりのグレーゾーンのつもりでも、
立場によっては白だったり、黒だったりするわけであり・・・。

う〜ん・・・、
白でも黒でも灰色でも、その問題そのものが大した事じゃないように思っているから、
特に、気にすることもなく、あれこれ言うつもりもないさ。


2009年3月28日(土曜日)雪のち一時晴れ

フキノトウ

午前中は、
お客さんがチェックアウトしたあと宿泊棟のゴミ・シーツ回収と今日の宿泊分のリネンの準備をし、
事務室にて電話番で、
午後は、キャンプで使うレンタル用品をフロント脇に置くための什器に合う、棚板作りを。

午前中に降った雪も午後の一瞬の日差しでとけ、フキノトウが顔を出し、春めいてきた感じ。

フキノトウ
フキ味噌や天ぷらで春の味覚を満喫!

ラジアルボール盤の台にキャスターと引き出しを取り付け、
ドリルビットやチャックなどの収納をしてみたが、整理・収納下手のため、なんか使い勝手が悪い感じ。

ボール盤の台の下で、
ドリルビットが一本一本、取り出しやすく、
かつ、
穴あけの際の切りくずやホコリがかぶらないようにするためには?
引き出しを仕切るか、一本一本ドリルビットを差すか、はたまた・・・他にいいアイディアないかな?


2009年3月29日(日曜日)雪のち晴れ

生木のうちに

午前中は、お客さんがチェックアウトしたあと宿泊棟のゴミ・シーツ回収と、
キャンプで使うレンタル用品をフロント脇に置くための什器に合う、棚板作りを終え、
広場入り口に鎖がかけられるよう、丸太で作る門!?の準備のため、チェーンソーで丸太をカット。
キャンプ場・コテージ関係の仕事の中でも、俺の場合は木工作業中心のため、
自ら気が付いてやることはたかが知れており、
そのためか、攻守交替!?で、午後から事務室にて電話番や中の仕事を。

ラジアルボール盤の台作りが終わり、試しに、加工作業を。

引き出しとキャスターを取り付け終え
一応、台は完成したが、ビットの収納
アイディアがうかばず、乱雑のまま

手始めに山桜の生木を加工
あとは乾燥するまでのあいだに
割れないことを祈るのみ
といっても、生木をラジアルボール盤で加工したため、1〜2年くらい天然乾燥させなければならず、
実際に製品となるには、さらにそのあとの話。

丸太や幹のままでは中まで乾燥しないため、
生木のうちに樹皮を剥いで、使わないところや中をくりぬき、薄くしなければならない。
そうすることにより、乾燥しやすくなり、乾燥の際の割れが生じにくくなる。

木は切られてから第二の人生が始まると言われるが、
出来るだけ長いセカンドライフが送れるように加工してあげることが、
木工作家の腕の見せどころなのだろう・・・。

2009年3月30日(月曜日)晴れ

誰もいないですよ

うさぎを見に来たり、山村道場体育館へ遊びに来られた方が、
売店に放置!?しておいた、頼まれごとで作ったプランター台付ポストを見ていて、
木耕家のリーフレット(白黒コピー版)を手に取り、
「このリーフレットに書かれているところへ寄っていこうと思っていまして…」
と、話しかけられた。
「えぇ…(やべぇ、白黒コピーの上下反対版リーフレットだ…カラーのリーフレットを何部か印刷しないと!)」
と、そっちに気をとられ曖昧な返事。
「なかなか、いいなぁと思うポストとか売っていないんで、他にもどういった物を作っているのかと…。」
「えっ、あっ、いや、それは私がやっているものなので、今、そこへ行っても、誰もいないですよ。」
ってなきっかけで、話を聞くと、
増改築の際に出た材(主にパイン材)が余っており、それでちょっとした棚などを作っているとのことで、
ポストやガーデンテーブル・チェアーも作りたいらしく、こんな感じのポストもいいなぁ…と気になった様子。
で、
こんな感じの所で作っていますよ、的にフリー工房を案内。
が、
端材や木っ端、幹、枝があちこちに散乱しており、自分の片付け下手に改めて凹み、
さらに、営業下手なトーク!?で、まとまらない会話をしてしまい、
「ちょくちょく、うさぎの森さんへは遊びに来ているので、そのときはお願いします。」
と、帰られたあとに、
木工が好きであるのなら、フリー工房で自由に作ってもらったほうが、楽しいんじゃないかな?と、
誰でも自由に使えるフリー工房について説明するのをすっかり忘れていた。

う〜ん・・・いつ誰が来ても、
気持ちよく見学出来るよう、また、気持ちよく作業が出来るよう、
片付けておかねば!と反省。  _| ̄|○

2009年3月31日(火曜日)晴れのち雨

また、つまらぬものを…

友人に頼まれたボックスの修正図面を描き上げ、
販促物のリーフレットを印刷したり、自宅工房で小物つくりを。

+型手提げボックス!?
手帳や名刺入れなど、ちょっとした物を入れて
持ち運べるボックス製作のご依頼

今日の小物つくりは、
直径100mmくらいの朴(ホオ)の木の幹を輪切り・斜め切りにし、
ベルト・ディスクサンダーでサンディングし、
くぼみ!?ふちのある!?コースターっぽくするために、
切り抜き部分が、上には抜けるが下には抜け落ちないよう、加工を。
で、
糸ノコの刃を通すための穴を直径1.5〜2mmのドリルで2〜3度くらい角度をつけて開け、
糸ノコの盤を2〜3度くらい右肩上がりに角度をつけて、時計回りに、丸や楕円っぽく切り抜き、
木工ボンドを塗り、切り抜き部分を下に押しこんだ状態で固定。

コースターの量産モードとその副産物のペンスタンド
で、
幹を両端から輪切り・斜め切りの副産物!?おまけ!?で、足跡風ペンスタンドを。

作っているものが、需要も魅力も面白みもない物だとすれば、
『また、つまらぬものを○ってしまった…』状態ですな(笑


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