今日の出来事 / 木工耕作日誌


木工作家として自営業を営むかたわら、
畑で自給し(12〜3月は雪のため耕作不可)、キャンプ場・コテージでの時給暮らし

2008年12月1日(月曜日)晴れ

青色申告の決算の説明会へ行ってきた。
平成19年4月から減価償却の方法が変わったらしく、
その説明以外は、今までと同じとの事だが、
俺は初めての青色申告のため、青色申告決算の手引きを熟読して、
期日までに申告したいものであるが、分からないことだらけで…。
で、
オンラインで確定申告ができるe-Taxと言う制度を利用した方が、
何かと手間が省けると言うことで、その手続きについての説明があり、
説明会が終わったあと、役場へ行き、
公的個人認証の電子証明書付住民基本台帳カードを発行してもらい、
(公的個人認証を住民基本台帳カードに組み込む手数料が500円かかった)
その電子証明書付住基カードをPCで読み取るためのICカードリードライタを
インターネットで注文。

接触型・非接触型、メーカーや型番にもよるが、おおよそ3,000円前後だったが、
ICカードリードライタと住基カードで、
確定申告のほかに何が出来るのか知らんが、
今後、色々と役場に出向かなくても、よくなるのか?

2008年12月2日(火曜日)晴れ

さわやかな冬晴れで、駐車場周りの落ち葉拾いと掃き掃除をし、
雨漏りしている、さび付いたトタン屋根の小屋にブルーシートをかぶせた。
根本的に、どうしようもないくらいトタン屋根のサビがひどく、
トタン屋根用のペンキを塗っても手遅れで、
かといって、トタンや波板を新しくを張り替えるなど、
かなりの金額の修繕費をかけてまで直す必要のある小屋かと言うと、微妙なため、
そうなると、
ある程度、自分達のできる範囲で修繕をし、自然倒壊を待つしかないのだろう。

先週作った、商品展示台or縁台椅子をちょっとアレンジし、
鍋敷きなどの商品をフック掛けできるようにしてみた。

クラフト展など、限られたスペースでの出店の場合、
効率良く陳列した方が、見やすいし、手に取りやすいと思うので、
展示什器は、結構、重要だと思う。

2008年12月3日(水曜日)晴れ

見事なまでに霜がべったりで、直射日光の当たる場所から徐々に溶けていく様が、
いかにも冬の風物詩と言ったところか。
落雪の恐れがあるため、
松の木にくくりつけてある手づくりブランコの座席部分とロープを外し、片付け、
U字溝が壊れて、グレーチングがガタガタぐらついている所をなんとか直そうとするも、
どうやってもグレーチングが安定せず、
これはもうU字溝を交換するしかないと思い込み、独断で壊れているU字溝を掘り起こした。
で、新しく内寸幅300mm×長さ1mのU字溝2本を買いに行くも、
ホームセンターなどで市販されているものとは規格が違い、同じサイズのものがなく、
建材・資材業者さんにお願いして、取り寄せてもらうことに。

カタログのようなものを見せてもらったのだが、
実際の道路現場で使われているU字溝の規格って、
ものすごい種類があるのだと実感。

2008年12月4日(木曜日)晴れ

ようやくオークションで5寸巾の電気カンナを競り落とすことができ、
今日、届いた。
新品で買うと3、4万円するが、中古でも問題ないため、
送料入れて1万ちょっとでget。
これで、頼まれていた碁盤の加工に取り掛かれるのだが、
おうめ手づくりいっぱい市出店へ向けての準備や名刺入れの注文があるため、
早くても今月末くらいからの加工になりそう。

名刺入れをボックスジョイント(あられ組み)で組むため、そのセッティングと練習を。
ルーターに8mmのストレートビットを取付け、
外径11.1mm(7/16インチ)のガイドブッシュで削るも、きつ過ぎてはまらず、
微調整ができるガイドブッシュを取り付けるしかないと思い、
ガイドブッシュ取付アダプターを自作した。

ガイドブッシュがわずかに楕円になっており、
組み手がきついときは、縦長になるようにし、組み手がゆるいときは、横長にする。

このルーターに合うガイドブッシュ取付アダプターはない!と輸入代理店に言われたため、ベニヤで自作。
削っては、はめて、組み手のきつさ確認し、を繰り返し、

きつすぎ→削り過ぎの典型で、ゆるゆる状態。

二度失敗し、ようやく、納得いく、あられ組みに。
隙間だらけのあられ組みが、ようやく、ぴったりになった。

コンマ数ミリの加工精度をものにしたいですな。
2008年12月5日(金曜日)曇りのち雨

お昼過ぎ頃、フリー工房へ行くと、見学者さんがいて、
なにやら、自然環境の保護活動をしている方で、しばし雑談を。
一言に自然保護といっても、すべての人の手の介入を防ぐと言うわけでなく、
生態系に影響を与えない範囲であれば何にも問題なく、
木を切ることに関しても、植林地以外の不法伐採をしなければ、
もっと有効に木を使った方がいい、とのこと。

以前作ったクリスマスリースの土台に、装飾を施され、見事なリースに。
俺は、飾り付けに関しての美的感覚がないため、土台を作ることしかできないが、
分業と言うのか、得意分野のコラボで生み出されるものもいいですな。

一人で出来ることって限られているのだと実感。

2008年12月6日(土曜日)晴れのち雪

青年海外協力隊の応募促進支援キャンペーンキャラバン隊の活動報告を兼ねた
懇親会に出席するため、電車と高速バスを乗り継いで、仙台国際センターへ。
なにやら、協力隊応募人数がピーク時の半分近くに減っており、
そのためもっと多くの人に知ってもらおうと、
キャラバン隊が東北地方内の企業や学校、役所・庁省をのべ501カ所回って、
協力隊活動の理解と支援、隊員募集の説明会などをしたとのこと。
その後、
歌手の川嶋あいさんのブルキナファソ、カンボジアに学校建設の話などのトークショーがあり、最後に懇親会。
一般の方も交えての懇親会で、たまたま、
来年4月に管理栄養士として派遣予定の方の母親さんや、
会場の準備などしていたスタッフボランティアの学生さんと、雑談を。
娘さんを心配し、協力隊参加を断固反対している父親と、
反対を恐れ本音を言えぬ娘との狭間で、
母親としてどうしたらいいのか?と悩んでいたようで、
誰もが心配することは、
派遣国任地の治安・インフラ状況と、活動を終えたあと帰国後の将来についてが大半。
まぁ、派遣国の任地に地元の住人が住んでいるのだから、
安全面も含め、その人たちと同じ暮らしをすればいいだけで、
帰国後の将来は、現在とは考え方が変わるかもしれないので、
そのときになってから決めれば良いわけである。

俺なんかの経験談を真剣に聞いてくれて、
娘に後悔させたくないから、結局は、親が子離れをするしかないのかな、
と結論を出して帰って行った。

今思うと協力隊での活動は、
俺にとって本当に貴重な経験だったのだと実感したのと同時に、
まだその経験を地域社会へ還元していないんだなぁ・・・と。
2008年12月7日(日曜日)雪のち晴れ

昨夜から降り出した雪が路面に10cmくらい積もっており、
スパイクタイヤに履き替えたMTBで出勤。
スパイクタイヤ自体の重みと雪の抵抗でペダリングは重くなるが、
積もったばかりの新雪では、まったく滑らなかった。
今後、アイスバーンや車が通ったあとのわだちでも滑らないことを期待。

キャンプ場・コテージの除雪に使っている除雪機の
エンジンオイルとオイルエレメントの交換を。
てっきり、車体の下にもぐってエンジンオイルを抜くのかと思っていたが、
取扱説明書を探し、よく読んでみると、
オイルドレンのホースからオイルを抜くと書かれており、
そんなものがあるとは知らず、危うく変ねネジを外すところだった。
エンジンオイルとオイルエレメントを外す工具を買ってきて、オイルを抜き、
品番の分からないオイルエレメントは現物合わせで買おうとするも、
ホームセンターでオイルエレメントの商品パッケージを開けさせてもらえず、
今日は断念。

取扱説明書の保守・点検項目に、稼働時間何時間ごとに交換など、
ビッシリ書かれており、除雪機に車検があるわけでないため、
大抵の人は、不具合が起きてから販売店に見てもらうのだろう。

2008年12月8日(月曜日)晴れ

頼まれた桧材あられ組みでの名刺入れを作り終え、
オイルフィニッシュで仕上た。
で、もう一方の頼まれごとで、碁盤作りを開始。
約550×550×140mmくらいのブナの長方体で、チェーンソーでの荒切り状態。
それを、5寸電気カンナで基準面となる平面を削り出し、
バンドソーと手押しカンナ盤で、寸法を決め、直角を出した。

木屑でふかふかベッドが出来るかと思うくらい、
5寸電気カンナの削り屑の排出量って半端じゃないですな。

2008年12月9日(火曜日)晴れのち雨

テラス喫煙所風除けを作り始めた。
特に細かい精度が必要ではないため、
40×30mmの杉荒材そのままに、ほぞ穴を開けて、ほぞを切り、
木工ボンドで接着し、クランプで押さえ、防腐防カビ入りステインを塗った。
で、
ちょっと、かっこ良さげな新聞受けと、
キャンプ場トイレの男子女子サインボードを作ることに。

頼まれた桧材あられ組みでの名刺入れをついでにもう1つ作り、
こちらも仕上終わった。

加工って、大きすぎても小さすぎても難しいものでして・・・。

2008年12月10日(水曜日)雨のち曇り

昨日の続きで、
テラス喫煙所風除けの木枠に透明のポリカ波板を傘釘で打ちつけ、
丁番で2枚の風除け木枠をL字に固定し、
テラスのウッドデッキに鬼目ナットを埋め込み、六角ボルトで固定。

ドリルで下穴をあける。

六角レンチで鬼目ナットを埋め込む。

鬼目ナットが出っ張らないよう埋め込めるので、
夏場にテラス喫煙所風除けの枠を取り外しても
邪魔にならないし、目立たないため、
特に違和感はない。

テラス喫煙所風除けの枠を六角ボルトで、
埋め込んだ鬼目ナットに固定。

室内・館内禁煙のため、喫煙所は屋外。
冬場は寒さに震えながらの喫煙になるので、気休め程度の風除け付喫煙所ッスね。

2008年12月11日(木曜日)晴れ

キャンプ場がクローズしている冬季の間、
コテージに宿泊客がいるときだけ、宿直さんが泊まりで夜間警備や売店販売などに当たる。
そのため、
コテージ宿泊客がいなければ、戸締りをして電気を消して帰るので、
朝、出勤すると、朝刊が玄関前に放置されている状態。
で、
新聞受けがあったほうがいいよね、と言う話になり、
新聞受けの図面を描き、丸太から板材を切り出して、作り始めた。
が、
バンドソーの刃の切れが悪くなり、何度が材をかんだ事もあり、一部歪んでおり、
上下セリで刃の振れを押さえ、真下に回転するよう調整しても、
切っていると左側に食い込んで来るというのか、材が右側に引っ張られ、
切り始めと切り終わりで、板の厚みに誤差が大きく、歩留まりが悪すぎ。
そんなんで、
新しい帯鋸刃購入の稟議書を出して、購入許可待ちだったのが、
とりあえず一本だけなら買っていいよ、と言う返事が来たため、オンラインで発注を。

切れと精度があるに越した事はないので。
2008年12月12日(金曜日)曇りのち雨

キャンプ場のリンゴ園で収穫したジョナゴールドが、
カスカスな食感のヌカリンゴ!?ミソリンゴ!?となってしまい、
捨ててしまうのもなんなので、ジャムにしようと思い、
50個くらいのジョナゴールドをジャムに。

26cm鍋と30cm鍋にあふれんばかりのリンゴを
焦げ付かぬよう、両手にしゃもじで掻き混ぜながら
4時間くらい煮詰め、砂糖を入れ、レモン汁少々加え、
出来上がり。

どう考えても一人では消費しきれない量なので、
冷めたら、500gずつ袋に詰めて、欲しい人にあげよう。

2008年12月13日(土曜日)晴れ

自宅工房で、
リスの写真立てと、うさぎの鍋敷き、キーホルダー作りを。
鍋敷き、キーホルダーはいつもの定番品増産で、
新作!?のリスの写真立ては、デザインしてもらったまんまに、作ってみた。

ちょっと分かり辛いが、
電動彫刻刀で顔や手、木の実を彫った。

強度の都合上、もう一回り大きい材のほうがいいのだろうが、
まぁ、落とさなければ壊れないと思うので・・・。

2008年12月14日(日曜日)雪

10日くらい前に、
先走って補修しようとし、掘り起こしておいたU字溝の新しいのが届き、
雪の降る中では、目地うめができないため、とりあえず設置。

一昨昨日に注文したバンドソーの替刃も届いており、早速、刃を交換し、
ついでに、うっかけていたの刃のブレを押さえるセリも新しく自作した。
で、試しに切って見ると、
えっ!?バンドソーって、こんなにサクサク切れるんだ!
と思わずうれしくなるようなくらい切れの良さ。
新聞受け作りの続きで、アリで組んでみようと、
切り出しだ材料の余りを使い、アリ組みの微調整をひたすら。

治具の都合上、
結構、大き目の端材でないと練習できないのが、微妙に厄介。

2008年12月15日(月曜日)晴れ

U字溝の目地埋めで、
始めは、コンクリ補修用のチューブに入ったコンクリで目地を埋めたのだが、
粘度が低く、ペースト状のコンクリの自重で、下にたまってしまった。
で、
それを解消すべく、速乾セメントを買ってきて、表面を固めて、
何とか補修完了。

なにやら、
俺の作った写真立てやキーホルダーなどの小物を納品・販売してもいいよ、
のような感じで言われ、
道の駅で扱っている木工品にどんなものがあるのか見てみるか?
と誘われ、見学。
よくある全国的に出回っているような木で出来たお土産品や、
人件費の安いところからの輸入品、地元の木工所の積み木などが置いてあった。

今は産地などを気にされる人が多く、何かと、どこどこ産?と聞かれるとのこと。
俺の場合、基本、
キャンプ場周辺の間伐材・倒木が原料で、それを自分で製材・加工しているため、
金具や木工ボンド、仕上の塗料以外は純地元産といえる。
まぁ、
それが付加価値として評価されるのなら、嬉しい限りである。

2008年12月16日(火曜日)晴れ

昨日、目地を埋め終わったU字溝の周りに土をいれ、気休め程度に踏み固めた。
その後はひたすら新聞受け作りで、周りをアリで組んだあとは、
屋根、底板はネジ止めをふんだんに駆使し、扉を取り付け、
背に引っ掛けるフックを自作し、取り付け、塗装し、完成。

夏場は必要ないものなので、簡単に取り付け取り外しできるよう、フック掛けに。
が、
微妙に寸法を間違え、新聞の投函、取り出しがきつめで・・・。

2008年12月17日(水曜日)曇りのち一時雨

自宅の火災保険更新のあと、フリー工房へ。
おうめ手づくりいっぱい市出店へ向けてラストスパート的な勢いで、
置時計、メモパッド×2、フォトフレーム×5、手彫風トレー×6の仕上に取り掛かった。

ある程度くり貫いたあと乾燥させておいたため、
加工中に材の割れや狂いは起きなかった。
で、
ひたすらヤスリ掛けのあと、
でんぷん糊と生漆を混ぜ、手彫り風トレーの節を埋め、
他は、オイルフィニッシュで仕上た。

形はバラバラだけど、
自然のままに&手作りたっぷり感が良いと言う人もいると思うので・・・。

2008年12月18日(木曜日)曇りのち一時雨

昨日仕上たオイルフィニッシュの仕上がり具合を見て、
手彫風トレーの仕上がりがいまいちだったため、240番のサンドペーパーをかけ、
再び、オイルフィニッシュを。
で、
フォトフレームの裏板と止め具を取付け、メモパッドにクリップを取付け、
小物入付置時計に時計をはめ込み、出店用の製品がようやく出揃った。

メモパッド。
イメージ的には電話の横に置くのか!?

小物入付置時計。
イメージ的には床の間か玄関におくのか!?

勢いで、用途不明なものを作ってしまい・・・。

2008年12月19日(金曜日)晴れ時々曇り

もしフリー工房に三相200V用の工作機械を入れるとすると、
キャンプ場・コテージに来ている三相200Vの動力電源をどこから持ってくるのか?
を見て周った結果、恐らく50〜100mくらい電線を引かなければならないようで、
自力で出来るのか思案のしどころ。

今日は、キャンプ場トイレの男子女子サインボード作りで、
糸ノコの盤に7度くらいの角度をつけて、男子・女子トイレのシンボルマークを切り抜き、
切り抜いたシンボルマークが飛び出す感じのサインボードが出来、
男マークは黒、女マークは赤に塗り、周りは外部用ステインを塗り、いい加減に完成。
事務室にマウスパッドのないパソコンがあり、
木製のマウスパッドを試しに作ってみたら、
光学式もホイール式も気持ちいいくらいマウスカーソルが動いたため、
木製マウスパッドを定番商品化することに決定!

安物のマウスパッドだと次第に劣化し、使いづらくなるので、
木製だと長年使えそうな感じに、ちょっぴり期待。

2008年12月20日(土曜日)晴れ

おうめ手づくりいっぱい市に出店するため、レンタカーを丸二日間借りて、
製品と出店用展示什器・テントタープ、販促物などを積み込み、約5時間半のドライブ。
運転中は長時間同じ姿勢のため、次第に肩がコリ始め、
首を回したり、肩を上下させたりするも、気休め程度の回復。
で、
気心知れた訓練校同級生たちと忘年会で、鍋をつつきながら、
木工話を肴に、来年への英気を。

アクセルとブレーキ、それにハンドル操作だけなのに、
慣れぬ車の運転のためか疲労感が・・・。

2008年12月21日(日曜日)晴れ

おうめ手づくりいっぱい市へ出店。
実質、木耕家として初めての出店で、何もかもが初めての経験だった。
流れとしては、朝9〜10時まで受付・出店準備で、
10時から日没までが営業時間。
今回は約30店舗の出店で、6店が新参者だったとのこと。

神社の参道に立ち並ぶ店。

こんな感じに陳列。
結局、キーホルダーしか売れず
木工木工している物よりも、アクセサリー的な小物小物の方が売れる傾向だよ、
とアドバイスを頂いた。
で、
反省点をあげると、
◎階段什器を作り、もう少し立体的な陳列
◎若干、高さの低いテント・タープが圧迫感を与え、商品を手に取り辛くしている
◎小物の充実
◎接客態度

特に接客面で「あぁ、なるほど」と思ったのが、
テント・タープの中でドカッと腰を下ろし、お客さんを見上げるのではなく、
立ったまま、常にお客さんと同じ目線で、
どの商品に目が行っているとか、何を手に取ったとか見ながら、
接客中の会話の中で、お客さんのその商品に対する感想を引き出し、
それらを参考にして、次回への作品作り・販売につなげる接客が大切なのだと…。

まぁ、気分的には、4打席4三振の苦いデビューだったが、
12月にしては暖かく穏やかな一日だったのと、
出店者同士の雰囲気がアットホーム的で良く、スタッフの方々などとても親切でした。
それに、色々な方たちに搬入など手伝っていただき、ありがとうございました。

都合をつけて、来年3月にも、また出店したいですな。

2008年12月22日(月曜日)雨

借りていたレンタカーの返却時間までの間に、
頼まれた机とサイドテーブル用の材料を買出し、ガソリンを満タンにして返却。
確かに車は便利だが、肩がこるため、必要なときのレンタルで十分である。

町内での撮影が中心で製作された「春色のスープ」と言う映画の上映会へ行ってみた。
まぁ、内容等の詳しくは公式ホームページ
http://b-cine.com/eiga/haruiro/
で確認を。
最後に流れるスタッフロールの中で、
映画にかかわったエキストラ・ボランティアスタッフなど地元の人たちが
細かに4列でダッーと流れていくエンドロールに、なぜかわらけてしまった。(笑)

さてと、気分を新たに、明日から、
ご注文を頂いた、このような↓

湿気がこもらないよう棚板をすのこ状に!
と言うご依頼。

ポット台。
取り外し可能なカフェカーテン用のポールと
脇にネギなどがさせるようなラックを!
と言うご依頼。
ランドリーラックとポット台の製作に取り掛かりますか。
2008年12月23日(火曜日)曇りのち雪

おうめ手づくりいっぱい市へ出店したときに、
「あら、福島から来たの?アンナガーデン知ってる?
そこでとっても可愛らしいバードコールが売っていたのよ、今度来るときバードコール作ってきてよ」
見たいな感じで言われたのを思い出し、
簡単そうなら木工体験教室のメニューにバードコール作りを加えてみようと、ネットで調べ、
試作をしてみた。

@直径3cmくらいの枝と、直径1.5cmくらいの
良く乾燥した広葉樹の枝を用意する

A長さ5cmくらいに切る

B今回は直径1cmのドリルで穴を開けた

C深さは適当に1cm〜4cmくらいで(笑)

D鉛筆を削るように細い枝を削り、
サンドペーパーで滑らかにする

Eきゅうっ、きゅっと音が出るようになるまで
ひたすらグリグリねじ込む

Fぶら下げられるように穴を開ける

G必要な長さの紐を通して、完成

ポイントとしては、よく乾燥した広葉樹の堅い木を使うことと、
音が鳴りにくいときは、粉状の松ヤニをぬることで、
きゅ、きゅる、きゅるぅ〜のような音が出やすくなる。

が、
なにやら、縄張り意識の強い鳥が、
バードコールの音のするほうへ、進入者(鳥)にケンカを売りに、様子を見に、姿を見せるので、
バードコールの音は、鳥にとってストレスで、特に繁殖期の使用は避けてください…とのこと。
…そうだよな、
危険を冒してまで鳥が人へ近づく事情を考えると、
鳥にとっての非常事態を擬似的に作っていると言う迷惑以外何物でもないわな。

2008年12月24日(水曜日)晴れ

フリー工房にあった某メ−カーのスライドマルノコ(19800円前後)のモーター音がおかしくなり、
修理の見積をお願いしていた。
が、
保証期間の一年を過ぎているにもかかわらず、
無償で、スライドアームから上側のパーツ一式が新しくなっていた。
お店側からメーカーに何らかの圧力がかかったのか、
リコール品のようなものだったのか何なのか分らんが、
なんで無償交換だったのだろう…。
で、
せっかく、新しくなって戻ってきたので、まずはフェンスを延長し、
いちいち測らなくても正確に寸法切りができるよう、
セッティングメジャーを貼り付けようと、セッティングメジャーを注文。

まぁ、厚物の切断の際には、
スライドマルノコのモーターが唸るのは、機種性能そのものなのだろう。

2008年12月25日(木曜日)晴れのち雪

チェーンソーや刈払機、スコップ、長靴などが置いてあるシャッター倉庫と、
モップやグローブ、ラケットなど入っている体育館用具倉庫に
棚を作って物を整理しよう、と言うことになり、棚つくりを。
窓枠を利用し、角材を物干竿状にし、
そこに刈払機を掛け、スコップも柄の部分で引っ掛けた。
で、
チェーンソーオイルや燃料を置く棚を無意味に吸い付きアリ桟で組みあげたため、
今日はそれだけで終わってしまった。
以前、バンドソーで赤樫(アカガシ)の丸太を板に製材した、その材を使ったのだが、
自動カンナで平面を出した5分後には既に反っており、
アカガシは使いづらい材なのだと実感。
単に反るだけならアリ桟で押さえられるので何とかなると思ったのだが、
ぐにゃっとねじれて反る複雑な3次元で暴れまくるため、
とりあえず加工・組立てを終えてから、脚底面でガタツキを調整。
まぁ、
混合オイルやチェーンソーオイルなどでオイルまみれになる棚のため、
仕上げ塗装はせず、アカガシ無垢のままで完成。

アカガシが家具に使われにくい理由、
暴れやすく、表面の仕上げが難しく木目があまり美しくない、と言ったところか。

2008年12月26日(金曜日)雪

道路に20cmくらい雪が積もっており、やっとスパイクタイヤ装備MTBの本領発揮。
が、
新雪では思いっきりコイでもスピードが出ず、
車のタイヤの跡との轍(わだち)にハンドルを取られ、
おまけに、雪が詰まって凍って、後輪のブレーキが利かず、
さらに、ディレーラーも固まり、後ろのギアチェンジができなくなり、
普段30分の道のりに1時間近くかかってしまった。
でも、
この吹雪・積雪量なら自転車通勤できると確信したし、
圧雪・凍結の路面ではすべることなく快適に走行できるし、
裏道のため、車とすれ違うのも数回くらい。
まぁ、車通りが少ないと言うことは、
逆に、何かあったとき、助けてもらう機会も少ないのだろう。(汗)

今日は注文を頂いたランドリーラックとポット台の材料切りを終え、
棚板の剥ぎ合わせを。
本ざねで剥ぎ合わせたのだが、同じように加工したつもりでも、
所々、ピタッとならず隙間が生じてしまい、
フェンスを含めた丸鋸スタンドの精度の限界と俺の腕の未熟さを痛感。

そろそろテーブルソー購入の時期ですな。
2008年12月27日(土曜日)雪

国産の昇降盤・万能機よりも、
手ごろな価格で高精度な海外の一流メーカー産テーブルソー購入検討のため、
読めない英語と格闘しながら海外ネットショップで探してみた。
で、
円高なこの時期のため、直輸入できればいいなぁと思ったが、
テーブルの平面には精度と剛性、タフさが求められるため鋳鉄が使われており、
重さが100kgを超えるものがほとんどで、どこも海外発送はしていない感じ。
日本の輸入代行業者さん経由で注文するしかないとなると、
年明けに注文をして1、2月中に納入されればいいかな、と思ったが…!

           / \
         / 屋根  \
        /       \
    落雪の壁 入       窓 落雪の壁
雪雪雪落雪の壁  口 フリー工房 l  落雪の壁雪雪雪
========l______l=========

     重 量 物 は 雪 解 け ま で
フ リ ー 工 房 へ 搬 入 で き な い ! !

恐らく、
20万円前後のテーブルソーなんて一生に一度の買い物だと思うので、
納得のいく良い物を春先までじっくり探そう。

2008年12月28日(日曜日)雪

屋根が広いほど、落雪の量が半端なく、
出勤したときには、事務室前に見上げるほどの落雪の壁ができていた。
で、
ほどなくして、屋根から抱きかかえるほどの雪の塊が落ちてきて、
事務室の窓を直撃した。
幸い、窓は割れなかったが、雪塊の重みで窓ガラスがたわんでいる状態。
こりゃマジでヤバイ!と、
従業員総出で(と言っても数名だが)窓を押しつぶさんばかりの雪をスコップで崩し、
バケット付ローダー重機で、雪捨て場まで雪を捨て、
を繰り返すこと約45分、ようやくアスファルトが見えた。
次の落雪の前に!と大急ぎで、
窓を保護するための雪囲いを杉丸太とコンパネで作り、一安心。
『備えあれば憂いなし』ですな。

窓が割れそうだという事態なのに、雪壁を崩していく光景に、
ふと、幼き頃の『砂場の山崩し』的なスリルを思い出してしまった。

2008年12月29日(月曜日)晴れ

久しぶりに太陽を見た気が。
スコップとスノーダンプ、スノープッシャーを持って、
宿泊棟の屋根の上に2連梯子で上がり、ひたすら雪下ろし。
で、少しずつ気温が上がり始め、屋根に凍って引っ付いていた雪が融けだし、
あちこちで、「ずずず〜、ご〜〜〜、ドサッッッ!」と派手な音を立てて、
落雪し始めた。
屋根に勾配があれば雪下ろしをしなくても済むのだが、


\雪雪雪雪雪|
雪\____|
雪l谷
雪|
雪|
_」

↑こんな作りの屋根の場合は、
上側と左側の雪が谷側に自然落下しようとするも、
お互いぶつかり合って、融けない限り落ちないため、
そこに重点をおいて、雪下ろしを。

ようやく、
ご注文を頂いたランドリーラックとポット台の墨付けまでが終わった。
プリントアウトした図面に細かい寸法や注意事項を書き込んで、
それから材に白書(しらがき)で墨付けし、
鉛筆で材の使う向きや位置の補足を書くのだが、
全体像がいっぺんに頭に入らないため、部材一つ一つ確認しながら墨付けするため、
時間がかかってしまい…。

まぁ、加工の際も一つ一つ確認しながら、ですな。

2008年12月30日(火曜日)曇りのち雪

チェーンソーや刈払機、スコップ、長靴などが置いてあるシャッター倉庫に、
長靴を置く棚を作り終え、
体育館用具倉庫のモップやグローブ、ラケットなどを整理する棚作りに取り掛かった。
で、
その材料の買出しにホームセンターへ行くと、お客さんが多く、
ワサラワサラした雰囲気に、年の瀬を実感。

ほぞ穴の深さと基準面からの距離が同じであれば、
一度のセッティングでほぞ穴を開けまくれるのだが、
今回は、位置、深さとも2パターンのため、その分の確認作業が増える。
で、
ようやく角ノミによるほぞ穴あけが終わり、
今度は、ルーターでの溝掘りへ。

時間を気にせず、キリのいいところまで進めるべきですな。

2008年12月31日(水曜日)雪

スパイクタイヤ付MTBのブレーキワイヤーのインナー・アウター、
それにギアディレーラーの稼動部の水分と汚れをきれいにし、
氷点下対応のグリスやシリコンスプレーを拭きつけた。
これでしばらくは、
着雪や零度以下によるブレーキとギアの凍結・動作不能が防げるはず。

軽く玄関前の雪かきをし、餅を餅つき機でついて、豆餅を作り、
のんびりモードで過ごすも、
あっ!木耕家の棚卸をせねば、と思い出し、棚卸表のテンプレートをダウンロード。
在庫は持たない主義だが、
小物の単価と数量を実際に入力し、合計金額を出してみると、
実地棚卸の在庫高が約10万円…って、おい!
吹けば飛んでしまうような、名前だけの超〜〜零細個人事業主・・・ッスね。

まぁ、100年に一度のなんたらと言われているこのご時勢、
やりたいことをやりながら、副業のパート収入で飯が食えて、寝れるだけでも、十分満足。


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